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猫と音楽家たち ラヴェル、フォーレ、ドビュッシー、サティ(ふらんす 2025年5月号)

 フランスの作曲家で猫好きで知られるのは、2025年3月に生誕150年を迎えたモーリス・ラヴェル(1875-1937)だろう。ラヴェルはムー二とミヌーという2匹のシャム猫を飼っており、くわえたばこでムーニを抱えている写真…

創る・造る・作る「美しい時間」(月報KAJIMA 2024年5月号)

長い間、クラシックの演奏家は「つくる」ことを許されない職種だった。過去に作曲された偉大な作品を演奏する。楽譜に記された情報を的確に読み取り、個人的な感情をさしはさまず、ふさわしい技巧によって作曲家の意図を忠実に再現する。…

いま、知っておくべき“新常識” 近年の研究に基づくショパンノ演奏の傾向(ムジカノーヴァ2024年5月号)

その奏法、古いかも? 様式感の”新常識” いま、知っておくべき”新常識” 近年の研究に基づくショパンの演奏の傾向 文 青柳いづみこ コチャルスキが弾く左右の手の“ずれ” ラウール・コチャルスキ(1885-1948)の弾く…

ポリーニ追悼(2024年4月1日付 読売新聞朝刊文化欄) 

ポリーニの死は3月23日夜、在仏の日本人評論家のSNSで知った。それから続々と訃報が流れはじめたが、20世紀音楽の専門家たちがいち早く反応しているのが興味深かった。 「現代音楽」が「クラシック」とは異なるカテゴリーに組み…

「ヴィンテージピアニストの魅力 終わりに」(音遊人 2022年冬号)

十年前に開始した本連載も今回で終止符を打つ。 第一回にアリス•アデールという、 日本ではほぼ知られていないピアニ ーストを取り上げたことからもわかるように、コンセプトはアンチ•コンクールだった。 コンクールは、自分も子供…

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