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【連載】ドビュッシー最後の1年【11】(ふらんす 2018年2月号)

ヴィクトル・セガレン ドビュッシーが1905年から居を定めた16区の一軒家には、彼の作品を愛する若い演奏家や作曲家、詩人・劇作家たちが訪れることがあった。 ヴァイオリニストのアーサー・ハルトマンは、ヴァイオリンとピアノ用…

【連載】ドビュッシー最後の1年【10】(ふらんす 2018年1月号)

アンドレ・カプレ ドビュッシーの生前も、ポー作品の音楽化は試みられていた。後輩の作曲家フローラン・シュミット(1870−1958)には『アッシャー家の崩壊』の作中詩「幽霊宮殿」にもとづくオーケストラ作品がある。やはり後輩…

【連載】ドビュッシー最後の1年【9】(ふらんす 2017年12月号)

アッシャー家の崩壊 ドビュッシーが、友人の作家や詩人にオペラの台本を書かせ、いろいろ注文をつけながら白分は1音符も書かなかったことは、前号で記した。エドガー・ポーの怪奇小説にもとづくオペラ《アッシャ一家の崩壊》は自分で脚…

【連載】ドビュッシー最後の1年【8】(ふらんす 2017年11月号)

お気に召すまま 11月1日、サン=ジャン=ド・リューズからパリに戻ってきたドビュッシーは、出版社のデュランに宛てて、子どものためのバレエ音楽《おもちゃ箱》のオーケストレーションとオラトリオ《聖セバスチャンの殉教》のオペラ…

【連載】ドビュッシー最後の1年【7】(ふらんす 2017年10月号)

本当に最後のコンサート 1917年9月11日と14日、ドビュッシーは避暑先のサン=ジャン=ド=リューズと、近くの町ビアリッツで2度のコンサートに出演し、ガストン・プーレと《ヴァイオリンとピアノのためのソナタ》を演奏してい…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第21回 ジャン=クロード・ペヌティエ」(音遊人 2017年冬号)

2016年5月に来日予定だったペヌティエが病気のためにキャンセルし、振り替え公演が12月17日におこなわれた。半年たって健康状態には問題ないようで、休憩をはさんでたっぷり2時間にわたる長丁場のリサイタルを元気にこなしてい…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第20回 室井摩耶子」(音遊人 2017年秋号)

室井摩耶子は、一九一二年生まれ。ゲザ・アンダやジョルジュ・シフラと同年で、伝説の名ピアニスト、ベネデッティーーミケランジェリの一歳下、我が師安川加壽子の一歳上だから、間違いなく現役最高齢ピアニストだろう。 その室井が七十…

【連載】ドビュッシー最後の1年【6】(ふらんす 2017年9月号)

ラヴェルの生地はピアニストだらけ 1917年7月初め、ドビュッシーは避暑先のサン・ジャン・ド・リューズに赴いた。スペイン国境近くで、ラヴェルが生まれた街としても知られている。 夏の住居は「シャレ・アバス」といい、イギリス…

【連載】ドビュッシー最後の1年【5】(ふらんす 2017年8月号)

パラードとペトルーシュカ 1917年5月5日に最後の作品《ヴァイオリンとピアノのためのソナタ》の初演を果たしたドビュッシーは、同じ月の16日、戦争のため中断されていたロシア・バレエ団の公演に招待されている。 演目はストラ…

【連載】ドビュッシー最後の1年【4】(ふらんす 2017年7月号)

1917年3月のドビュッシーは、9日と17日、「音楽家たちの支援のために」企画された2回のコンサートに出演している。 3月9日には《フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ》が初演された。 1915年の夏、避暑先のプ一ル…

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