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ストラヴィンスキーとドビュッシーの危うい関係(レコード芸術 2019年5月号)
ストラヴィンスキーとドビユッシーの蓬遁は、1910年6月25日、《火の鳥》の初演時に遡る。ディアギレフから若きロシアの作曲家を紹介されたドビュッシーは、作品について愛想のよい感想を述べたあと、彼を夕食に招待した(有名なツ…
【特集】没後100年 クロード・ドビュッシーとフランス音楽(レコード芸術2018年10月号)
ドビュッシーの想像劇『オルフェ王』 ドビュッシーは『ペレアスとメリザンド』1曲しかオペラを書いていないが、劇音楽の試みは多く、筆者が数えたところ53点もあった(アンドレ・シェフネルはそれを「ドビュッシーの想像劇」と呼ん…
【インタビュー】常に「耳に心地よい音楽」を唱えた作曲家ドビュッシーと、パリの芸術家との交友(Webマガジン ONTOMO)
WebマガジンONTOMOにインタビューが掲載されました。ぜひご覧ください。 ドビュッシー没後100年 青柳いづみこ氏にきく 常に「耳に心地よい音楽」を唱えた作曲家ドビュッシーと、パリの芸術家との交友 https://o…
「ドビュッシーと想像の旅」アルカスSASEBO Compass 2018冬号
クロード・ドビュッシーといえば、印象派の大家と言われている。たしかにメロディーとハーモニーの区別がない曖昧模糊とした響き、微妙な色彩のグラデーションは、モネの絵を思わせる。しかし、印象派の画家たちが基本的に戸外で写生し、…
【講演】ドビュッシーの青春 問いかける教室 13歳からの大学授業 2013年8月3日(桐光学園)
ドビュッシーの青春:パリの詩人たちとの鮮やかな日々 講演者:青柳いづみこ(ピアニスト、文筆家、大阪音楽大学教授) 19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したフランスの作曲家、クロード・ドビュッシー。ピニストであり文筆家、…
「創造におけるオリジナリティとはなにか─クロード・ドビュッシーの場合」(学鐙 2016年春号)
二〇一六年一月、NHK交響楽団の定期演奏会で、ドビュッシーの子ども向けバレエ音楽『おもちゃ箱』(一九一三)がとりあげられた。絵本作家アンドレ・エレの台本にもとづく作品で、オペラ・コミック座での上演が予定されていたが、第一…
「ドビュッシーのお引っ越し」(レッスンの友 1996年8月号)
*ドビュッシーの住居の変遷 青柳いづみこ ドビュッシーが生まれたのは、サン・ジェルマン・アン・レイという、パリ近郊の町です。両親は、瀬戸物業を営んでいました。ドビュッシーの生家は現在ドビュッシー博物館になっていますが、実…
「はじめてサティを弾く 教える 十九世紀末の時代をよむ」(レッスンの友 1997年)
エリック・サティとその時代 青柳いづみこ(あおやぎ・いづみこ ピアニスト) 一八六六年に生まれたサティは、ドビュッシーの四歳年少、時代的には世紀末の作曲家にはいります。 けれども、この人は無名時代が長く、作品が世に出たの…
【連載】「3つのアラベスク—宮城道雄とドビュッシーをめぐる随筆(終) 第三回 水に憑かれた作曲家」(宮城会会報224号 2016年1月号)
宮城道雄の作品表をみると、水にちなんだ作品がとても多く、ついついドビュッシーを連想する。 名作『春の海』(一九二九)は、正月中旬に皇居でとりおこなわれる歌会始の御題「海辺巖」にもとづき、かつて訪れた瀬戸内海の島々を思い浮…
「3つのアラベスク—宮城道雄とドビュッシーをめぐる随筆 第二回 ジャンルを越えて」(宮城会会報223号 2015年9月)
「フランス印象派音楽と近代日本」という副題をもつ佐野仁美『ドビュッシーに魅せられた日本人』(昭和堂)は、明治以降の洋楽黎明期におけるフランス音楽受容を扱ったすぐれた評論である。 永井荷風、上田敏など文学者によるフランス音…


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