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「ショパンの革命に続け! ドビュッシー12の練習曲 」(ショパン 2012年11月号)

12曲からなる練習曲は、ドビュッシー(1862~1918)の最晩年の傑作だ。そこには、ショパンの目指したピアノ技法を継承し、さらにそれを作曲技法にまで転換したドビュッシーの芸術の到達点が刻印されている。 ドビュッシーの《…

「ドビュッシー生誕150年 印象派か象徴派か 」(朝日新聞 2012年11月4日)

東京のブリヂストン美術館で「ドビュッシー、音楽と美術印象派と象徴派のあいだで」が7月から3カ月間開催された。 パリの美術館との共同企画だが、ブリヂストンの所蔵品も展示されているため、より印象派寄りの「印象」がある。 ドビ…

【ドビュッシー特集】「ドビュッシー ピアノ作品 」(ショパン 2012年9月)

ドビュッシーは、ショパンとリストの遺産をひきつぎ、ピアノの世界に新たな地平を開いた。バッハと18世紀ロココの作曲家を愛し、チェンバロの技法を採り入れつつ、革新的な和声法と旋法性でまったく新しいピアノ技法を編み出した。ペダ…

この一点「ドビュッシー 音楽と美術展」(日本経済新聞 2012年8月25日)

羽衣の令嬢に捧ぐ思い モーリス・ドニ「イヴォンヌ・ルロールの3つの肖像」 モーリス・ドニ「イヴォンヌ・ルロールの3つの肖像」は、忘れがたい印象を残す作品である。画面の中央には、白い衣装をまとった高貴な令嬢。まあ、なんとス…

【特集】「ドビュッシーを愉しむ」(音楽の友 2012年2月号)

ドビュッシーを想う―色彩と律動する時間の音楽 クロード・ドビュッシーを語る人が必ず口にすることに、彼の異様に突き出た額がある。 レオン・ドーデに「インドシナの犬」のようだと言われたおでこ。 そこには、ワーグナー《トリスタ…

「ピアニストの読書術~クセジュで読み解くドビュッシー」(白水社新書カタログ2010巻頭エッセイ)

白水社の書籍の読者も、そして書き手も、きっと教養溢れる方々だろう。知識も話題も豊富、学問の体系もきっちりおさえた上で縦横無尽な議論を展開させる。その点で、私たち音楽家はとても弱いのだ。 とくに日本の演奏家は。ヨーロッパで…

「グロテスクの美とドビュッシー」(岩波「図書」2010年3月号)

フランス近代の大作曲家クロード・ドビュッシーときいて、人は何を思い浮かべるだろう? コマーシャルにもよく使われる『月の光』、マラルメの長詩に想を得た『牧神の午後への前奏曲』、はたまたCDのジャケットを飾るクロード・モネの…

【特集】「コクトー生誕120年」(ふらんす 2009年8月号)

音楽に祝祭的気分を!   20世紀音楽のリーダー、コクトー “Hommage a Cocteau” というアルバムがある。バリトンの J.F.GardeilとピアノのBilly Eidiが、コクト…

【巻頭随筆】「 リンカーンと作家と音楽家」(月刊潮 2009年7月号)

エドガー・A・ポーとエイブラハム・リンカーンが同い年なこと をご存じだろうか? 今からちょうど二百年前、一八〇九年二月十二日にケンタッキー 州の貧しい農民の息子として生まれたリンカーンは、六〇年に第十 六代アメリカ大統領…

【プログラムノート】「天と地のポエジー」(東京交響楽団定期演奏会プログラム 2008年2月号)

ラヴェル『ラ・ヴァルス』もドビュッシーの『ラ・メール(海)』も、どちらかというと難解な部類にはいる音楽かもしれない。 『海』の第1楽章「海の夜明けから真昼まで」は、ワーグナーの『ラインの黄金』を思わせる波のゆらぎで始まる…

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