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【連載】「酒・ひと話 第2回」(読売新聞 日曜日版 2009年10月11日)

文士と酒 父方の祖父は青柳瑞穂というフランス文学者である。モーパッサンの翻訳などでわずかに名が残っているが、骨董蒐集家としての方が記憶されているかもしれない。彼は、井伏鱒二率いる「阿佐ヶ谷会」に、私が今も住む家を会場とし…

【連載】「酒・ひと話 第1回」(読売新聞 日曜日版 2009年10月4日)

ヴェルディ風サブちゃん いったいあの晩はどれだけ飲んだのだろう。 『音楽になったエドガー・アラン・ポー』というコンサートで、企画・制作から演奏までかかわった。 今年生誕200年を迎えるポーのテキストに想を得た音楽を演奏し…

【特集】「コクトー生誕120年」(ふらんす 2009年8月号)

音楽に祝祭的気分を!   20世紀音楽のリーダー、コクトー “Hommage a Cocteau” というアルバムがある。バリトンの J.F.GardeilとピアノのBilly Eidiが、コクト…

4回連載・パートナー 第3回(みずほ情報総研 広報誌 NAVIS 2009年8月)

天使のピアノ 天使のピアノをご存じだろうか? 日本初の知的障害児施設・滝乃川学園に所蔵されている、日本最古級のアップライトピアノである。 学園の創設者夫人・石井筆子がお輿入れの際にもってきたもので、前面に天使像のレリーフ…

【連載】「ふるさとで弾くピアノ 第1回」(神戸新聞松方ホール WAVE 2009年夏)

かやぶき屋根のコンサート こちらをクリックしてご覧ください。【PDF】

【巻頭随筆】「 リンカーンと作家と音楽家」(月刊潮 2009年7月号)

エドガー・A・ポーとエイブラハム・リンカーンが同い年なこと をご存じだろうか? 今からちょうど二百年前、一八〇九年二月十二日にケンタッキー 州の貧しい農民の息子として生まれたリンカーンは、六〇年に第十 六代アメリカ大統領…

【特集】「相撲の神髄」(東京人 2009年6月号)

私の好きな力士 北葉山英俊 小さな身体で繰り出すうっちゃり 最近の大相撲は、私が熱心に見ていた昭和三十年代の相撲に、少し似ている。というのは、モンゴル勢が中心なので、比較的小柄で腰の力の強い人が目につくからだ。 まわしを…

【書評】鹿島茂 著「モンマルトル風俗事典」(サンデーらいぶらりぃ 2009年4月14日号)

饗宴のスぺクタクルを読む! ◇『モンマルトル風俗事典』鹿島茂・著(白水社/税込3360円) モンマルトルといえば、赤い風車の「ムーラン・ルージュ」。 ロートレックが描いたラ・グリュ(大食い女の意)は、「マハラジャ」のお立…

【取材】「郎朗 情熱のピアニスト」(シュプール・リュクス 2009年8月号)

日本での初リサイタルを自らもピアニストの青柳いづみこ氏が取材した。 ●郎朗(ランラン) 1982年、中国瀋陽生まれ。17歳で代役を務めた「世紀のガラ」コンサートをきっかけにスーパースターに。演奏活動のかたわら子どもたちの…

4回連載・パートナー 第2回(みずほ情報総研 広報誌 NAVIS 2009年3月)

ヤマハとカワイ さきごろ、あいついでヤマハとカワイのグランド・ピアノを弾く機会があった。いうまでもなく、日本の誇る二大ピアノ・メーカーである。 カワイのプレスティージ・モデル、Shigeru=Kawaiを演奏したのは、名…

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