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【連載】「青柳いづみこの指先でおしゃべり 第4回 ショパン・コンクールに思う」(ぶらあぼ2015年1月号)

ワルシャワの冬は寒い。ダウンを通しても冷気が沁み通ってくる。 2015年は第17回ショパン国際ピアノ・コンクールが開かれる年。世界各国のコンテスタントたちは、4月の予備予選に向けて、プログラムに磨きを入れているころだろう…

「日本を掘り出す下--骨董 文士の系譜」(日経新聞2015年1月11日朝刊)

本物を見抜く圧倒的な力 ー級の先達が示した哲学 青山二郎と同様、多くの文士仲間に「骨董病」を感染させた人物がいる。仏文学者で翻訳家の青柳瑞穂だ。 「孤独な散歩者の夢想」などの翻訳で知られるが、骨董商顔負けの掘り出しをした…

【書評】「2014 私の3冊」(東京新聞2014年12月28日)

1.『私の方丈記』(三木卓著・河出書房新社) 2.『物数寄考—骨董と葛藤』(松原知生著・平凡社) 3.『ピアノを弾く哲学者』(フランソワ・ヌーデルマン著、橘明美訳・太田出版) 1.今年の座右の書。鴨長明『方丈記』の現代訳…

【連載】「フレンチ・ピアニズムの系譜 第4回 イヴォンヌ・ルフェビュール、マグダ・タリアフェロ(終)」(NHK文化センターメンバーズ倶楽部 2014年冬号)

ルフェビュールな1904年生まれ、タリアフェロは1893年生まれで、年齢は違うが、この2人は同じ1986年に亡くなっている。 私がフランスに留学していた1970年代後半にはまだかくしゃくとしていて、パリの老婦人たちは元気…

【連載】「PICK UP スリリングな時間」(芸術新潮 2014年12月号)

ニコラ・プロスト『パリのサクソフォン』 マーキュリー2800円(税別) 青柳いづみこ選+文 聴いたときは風邪気味だったのだが治ってしまった! そのくらい細胞を活性化してくれるアルバム。 サクソフォンという楽器は1840…

【連載】「青柳いづみこの指先でおしゃべり 第3回 パガニーニには殺人事件がお似合い?」(ぶらあぼ 2014年12月号)

Les doigts bavardent パガニーニには殺人事件がお似合い? 2014年秋、日本が誇るヴァイオリンの名手・小林美恵さんに、ちょうど100年前にドビュッシー自身がハンガリー系アメリカ人のヴァイオリニストと共…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第9回 バドゥラ=スコダ」(音遊人 2014年12月号)

2014年6月5日、パウル・バドゥラ=スコダの「ラスト・コンサート」を聴いた。 グルダ、デームスと並ぶ「ウィーン三羽烏」。1927年生まれの87歳。音楽というのはたすさわる人の細胞を活性化させ、若返らせる特効薬なのだとあ…

【連載】「PICK UP 内なる幻想」(芸術新潮 2014年11月号)

北村朋幹『夜の肖像』フォンテック 2778円(税別) 青柳いづみこ選+文 内なる幻想 わずか23歳の日本の若者にこんな見事なべートーヴエンが奏でられるとは! 『幻想曲風ソナタ』と名づけられた「ピアノ・ソナタ第13番』は古…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第8回 高橋悠治」(音遊人 2014年9月号)

高橋悠治さんをヴィンテージ・ピアニストの枠におしこめるのは、いささか抵抗がある。一九三八年生まれだから、もう七十六歳! でも、永遠の青年のようで、風貌もたたずまいもまったく老いていない。 二月二十七日、浜離宮朝日ホールで…

【連載】「青柳いづみこの指先でおしゃべり 第2回 ドビュッシーはどう弾いた?」(ぶらあぼ 2014年11月号)

Les doigts bavardent 2 ドビュッシーはどう弾いた? もう何年も前に『天使のピアノ』というCDをレコーディングしたときのこと。さる知的障害児更生施設で発見された古いピアノを弾きながら、ピアノの持ち主だ…

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