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【コンサート評】「アルド・チッコリーニ ピアノリサイタル」(ショパン2014年8月号)

アルド・チッコリーニ ピアノリサイタル 2014年6月18日 東京芸術劇場 コンサートホール

「書店との出合い ミステリーの大人買い」(日販通信2014年7月号)

亡祖父はフランス文学者。阿佐ヶ谷の自宅は、その昔、中央線沿線の貧乏文士が集う阿佐ヶ谷会の会場となったところだ。井伏鱒二や太宰治をはじめ、上林暁や木山捷平、外村繁など私小説作家たちのたまり場で、本棚にはその方面の書籍がたく…

【連載】「PICK UP 夏至の夜を爽やかに」(芸術新潮 2014年7月号)

メンデルスゾーン:劇付随音楽『真夏の夜の夢』全曲 オクタヴィア3000円(税別) 青柳いづみこ選・文 シェイクスピアの『真夏の夜の夢』。アテネ近郊の森に住む妖精王オベロンとその妃ティタニアをめぐるドタドタ劇を、いたずら好…

【書評】「小澤征爾さんと、音楽について話をする 小澤征爾・村上春樹」(新潮『波』2014年7月号)

「らあ、らあ、らあ」−小澤征爾の言葉、村上春樹の音楽 あらためて言うまでもないが、音楽は言葉を越えた芸術である。オーケストラの指揮者のプローべ、室内楽の練習、教師のレッスン、その他あらゆるシーンで言葉を使ってコミュニケー…

「デュフィ展 画布全体に音楽息づく」(東京新聞 2014年6月2日朝刊)

デュフィ展 2014年6月7日(土)〜7月27日(日) Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷)

【連載】「PICK UP 風かおるアルバム」(芸術新潮 2014年6月号)

三上明子&坂戸真美 『風のディアローグ〜フルートとオルガンのためのフランス音楽〜』 フォンテック 2800円(税別) 青柳いづみこ選・文 一聴して、文字どおり耳を洗われる。頭の中をさわやかな風が吹き抜けていく。…

私の考える理想の音楽指導者(児童心理 5月号)

私の考える理想の音楽指導者 ――音楽を愛し、たゆまぬ努力ができる音楽家を育てるために 一九八〇年にフランス留学から帰国し、理想に燃えて子供たちを教え始めてから、もう三十年以上が経過した。そこで得た教訓とは、目先の成功にと…

【連載】「フレンチ・ピアニズムの系譜 第2回 ルイ・ディエメール」(NHK文化センター会員誌 2014年夏号)

ルイ・ディエメール(1843-1919) はフランス・ピアノ界の父と言われている。 長くパリ音楽院の教授をつとめ、前回紹介したアルフレッド・コルトー、ラザール・レヴィをはじめ、ロベール・カサドシュ、イーヴ・ナットなど、錚…

【連載】「PICK UP 春を呼ぶ一枚」(芸術新潮 2014年5月号)

小林沙羅『花のしらべ』(通常版) 日本コロムビア2800円(税別) 青柳いづみこ選・文 シューベルト「野ばら」、モーツァルト「すみれ」をはじめ、花にちなんだ名曲を編んだアルバムである。まさにジャスミンのようにかぐわしい歌…

【連載】 「フレンチ・ピアニズムの系譜 第1回 コルトーとラザール・レヴィ」(NHK文化センター会員誌 2014年春号)

手元に1枚のディスクがある。 「1950年代の日本で演奏した三人のフランス人ピアニスト」。 1950年10月、戦後初めての外国人招聘アーティストとして来日したラザール・レヴィは、安川加壽子や原智恵子の恩師で、当時68歳。…

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