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【書評】ナイジェル・クリフ著『ホワイトハウスのピアニスト』(2017年10月22日付東京新聞)

ホワイトハウスのピアニスト ナイジェル・クリフ著 (松村哲哉訳、白水社・5184円) ◆冷戦下のモスクワが熱狂 [評者]青柳いづみこ=ピアニスト 一九五八年五月、アメリカのピアニスト、ヴァン・クライバーン(一九三四〜二〇…

「演奏家と批評家の危うい関係。」(東京人2017年10月号)

演奏家は、ときに評論家によって光を当てられ、ときに評論家によってその道を閉ざされる。かつては、そういう大物評論家がいたという。 演奏と執筆、二足のわらじを履く筆者の心の内。 —– 一九六〇年十月、…

「ピアノとスポーツ」(2017年8月27日付 日経新聞朝刊 文化面随想)

2020年には東京オリンピックが開催される。すでに成果を挙げているティーンエージャーたちの活躍が楽しみだし、もっと下の世代から急成長する逸材が出るかもしれない。 同じ年に、ピアノのオリンピックともいうべきショパン・コンク…

【書評】ジョシュア・ハマー著『アルカイダから古文書を守った図書館員』(産経新聞 2017年7月30日朝刊)

『アルカイダから古文書を守った図書館員』 ジョシュア・ハマー著/梶山あゆみ訳(紀伊国屋書店・2100円+税) 手に汗握る運び出し作戦 先ごろ、イラク北部モスルの「イスラム国(IS)」からの解放が伝えられたが、2012年に…

「ショパコンファイナル、どちらを選ぶ?」(ショパン 2017年8月号)

選曲の時点で勝負あり!? 第17回ショパン・コンクール、チョ・ソンジンとシャルル・リシャール=アムランの順位を分けたのは、協奏曲の選曲だったと言えよう。ショパンの協奏曲はいずれもワルシャワ時代、20歳前後の作品だが、1番…

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