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【連載】ドビュッシー「ボヘミア風舞曲」(なごみ 2018年2月号)
「ボヘミア風舞曲」は、印象派の巨匠クロード・ドビュッシーが18歳で書いた最初のピアノ曲である。有名な「月の光」のような、響きがゆらぐような作風とは違う。どこか遊園地のジンタを思わせるもの悲しい作品で、跳ねるようなリズムが…
「ドビュッシーと想像の旅」アルカスSASEBO Compass 2018冬号
クロード・ドビュッシーといえば、印象派の大家と言われている。たしかにメロディーとハーモニーの区別がない曖昧模糊とした響き、微妙な色彩のグラデーションは、モネの絵を思わせる。しかし、印象派の画家たちが基本的に戸外で写生し、…
【書評】『ソング・オブ・サマー 真実のディーリアス』(産経新聞 2017年11月26日付)
エリック・フェンビー著、小町碧訳、向井大策監修 (アルテスパブリッシング・2400円+税) 評・青柳いづみこ 傑作曲生み出した共同作業 口述筆記で書く作家は案外多いらしい。ドストエフスキーの2度目の妻アンナは速記者で、『…
【書評】ナイジェル・クリフ著『ホワイトハウスのピアニスト』(2017年10月22日付東京新聞)
ホワイトハウスのピアニスト ナイジェル・クリフ著 (松村哲哉訳、白水社・5184円) ◆冷戦下のモスクワが熱狂 [評者]青柳いづみこ=ピアニスト 一九五八年五月、アメリカのピアニスト、ヴァン・クライバーン(一九三四〜二〇…
「演奏家と批評家の危うい関係。」(東京人2017年10月号)
演奏家は、ときに評論家によって光を当てられ、ときに評論家によってその道を閉ざされる。かつては、そういう大物評論家がいたという。 演奏と執筆、二足のわらじを履く筆者の心の内。 —– 一九六〇年十月、…


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