執筆・記事
作曲家プロコフィエフが歩いた奈良公園(朝日新聞 2016年2月27日朝刊)
名曲に日本の影響はあったか 東京都杉並区荻窪の閑静な住宅街の一角に、大田黒公園がある。イチョウ並木を進むと庭園が現れ、右手に洋風の記念館が立つ。音楽評論の草分け、大田黒元雄(1893〜1979)の旧宅だ。昭和に入って当地…
鼎談 もう他処には住めない。(東京人 2016年3月号)
青柳いづみこ、穂村弘さん(歌人)、ナカムラクニオさん(映像ディレクター、ブックカフェ「6次元」店主)の鼎談。 クリックで拡大【PDF】
パールセンターのタイムトリップ(あさがや楽 2016年2月11日)
長期の海外滞在から戻ってきたとき、演奏旅行を終えて帰宅したとき、玄関に荷物を置くと、まず阿佐ヶ谷の商店街を歩く。ふっと疲れがとれ、気持ちがやすらぐ。 南口の青梅街道寄りに住んでいるので、中杉通りに出て、パールセンターの中…
【連載】「3つのアラベスク—宮城道雄とドビュッシーをめぐる随筆(終) 第三回 水に憑かれた作曲家」(宮城会会報224号 2016年1月号)
宮城道雄の作品表をみると、水にちなんだ作品がとても多く、ついついドビュッシーを連想する。 名作『春の海』(一九二九)は、正月中旬に皇居でとりおこなわれる歌会始の御題「海辺巖」にもとづき、かつて訪れた瀬戸内海の島々を思い浮…
ふれあい歳時記「冬の入試」(ふれあい 冬号)
東京藝術大学付属高校の入試は、一月末だったように記憶している。 唯一の国立の音楽高校。全校生徒が百二十人で、募集は一学年一クラスの四十人。専攻別に人員枠があり、作曲科は二〜三名、ピアノとヴァイオリンは十名前後。ヴィオラと…
「ショパン・コンクールを沸かせた”アジア系”と”ティーンエイジャー”」(中央公論 2016年1月号)
五年に一度、音楽の”ワールドカップ” 二〇一五年十月、ポーランド・ワルシャワで三週間にわたって開催された第一七回フレデリック・ショパン国際ピアノコンクールは、韓国のチョ・ソンジンの優勝で幕を閉じた。私は、四月におこなわれ…
「こんまり流『ときめき片づけ方』を試してみたら」(婦人公論 2015年12月8日号)
【連載】「青柳いづみこの指先でおしゃべり(終)ショパン・コンクール私見」(ぶらあぼ 2015年12月号)
第17回ショパン・コンクールも韓国のチョ・ソンジンの優勝で幕を閉じた。 日本からは小林愛実がファイナリストとなり、入賞は逃したものの10年ぶりの快挙だった。 優勝したチョ・ソンジンは王道を行く選曲で、全ラウンドを通じて完…
【連載】「青柳いづみこの指先でおしゃべり 第14回 “神秘のピアニスト”の来日公演」(ぶらあぼ 2015年11月号)
ピアノ弾きとモノ書きを兼ねていると、ときどき滑稽な事態に陥る。 その昔、二期会が上演するドビュッシーのオペラ《ペレアスとメリザンド》のプログラムに執筆したことがある。編集人は、今は二期会21で敏腕マネージャーとして活躍し…
【連載】「青柳いづみこの指先でおしゃべり 第13回 大田黒元雄の「ピアノの夕べ」のこと」(ぶらあぼ 2015年10月号)
大田黒元雄(おおたぐろ・もとお)(1893〜1979)の名をきいたことのある人は、よほどの音楽通だろう。 日本の音楽評論の草分けだが、戦後はNHKラジオ『話の泉』に出演したぐらいで、東京都杉並区荻窪の広大な邸宅(現大田黒…


全記事一覧
カテゴリー
- 連載 (133)
- このごろ通信 (9)
- 音楽家の愉しみ (10)
- ドビュッシー 最後の1年 (1)
- ピアノで味わうクラシック (10)
- 私の東京物語 (10)
- 青柳いづみこの指先でおしゃべり ぶらあぼ (15)
- 3つのアラベスク—宮城道雄とドビュッシーをめぐる随筆 (3)
- PICK UP 芸術新潮 (12)
- フレンチ・ピアニズムの系譜 NHK文化センター会員誌 (4)
- 音楽という言葉 神戸新聞 (4)
- 随想 神戸新聞夕刊 (7)
- ふるさとで弾くピアノ 神戸新聞松方ホール WAVE (4)
- 酒・ひと話 読売新聞日曜版 (4)
- みずほ情報総研広報誌 NAVIS (4)
- 花々の想い…メルヘンと花 華道 (12)
- 作曲家をめぐる〈愛のかたち〉 (8)
- Monday Woman 読売新聞 (3)
- 本をめぐる随想 月刊 和楽 (8)
- よむサラダ 読売新聞 (5)
- ショパン・コンクール (10)
- ショパン国際ピリオド楽器コンクール (1)
- ドビュッシーとフランス音楽 (42)
- 安川加壽子関連 (4)
- ピアノ教育関連 (12)
- 青柳瑞穂と阿佐ヶ谷会 (5)
- 書評・論評・CD評 (47)
- インタビュー(聞き手) (5)
- その他 (72)
- 青柳いづみこへのインタビュー・記事・対談 (39)