執筆・記事

「リヒテル ピアノを超越した唯一無二のピアニスト」(The CD Club 2011年2月号)

天才の保有する表現能力 2010年秋、ワルシャワでおこなわれた第16回ショパン・コンクールは、稀にみる激戦となった。優勝したロシアのアヴデーヴァさんはじめ、6名の入賞者は誰が勝ってもおかしくなかったという。逆を返すと、そ…

【対談】「日本人がショパン・コンクールで優勝できない理由」(中央公論 2011年2月号)

小山実稚恵(ピアニスト)×青柳いづみこ(ピアニスト・文筆家) 2010年10月、ポーランド・ワルシャワで第16回ショパン国際ピアノコンクールが開かれた。 ショパン生誕200年という節目のコンクールで優勝したのはロシアのユ…

【連載】 随想「頭のいい羊」(神戸新聞 2011年2月8日夕刊)

チュニジアが政情不安だときいて心配している。というのは、パリの友人がチュニジア音楽院でピアノの先生をしているからだ。 その友人にきいた労働事情はなかなか大変そうだった。まず、チュニジア全土にピアノの調律師が2人しかいない…

【連載】 随想「松葉カニ」(神戸新聞 2011年1月25日夕刊)

冬になるとカニが食べたくなる。たらばガニ、毛ガニ、上海ガニといろいろなカニを食べてきたが、やはり山陰の松葉ガニが一番繊細で香り高い。 山陰には母の実家があるから、私が子供のころは、祖母からときどき津居山のゆでガニが届けら…

【連載】 随想 「豆」(神戸新聞 2011年1月7日夕刊)

正月は、黒豆を肴にちびちび酒を飲むのが好きだ。丹波篠山のおおぶりな豆をふっくらとたいたもの。母が生きていたころは家で煮ていた。豆をやわらかくするため、一晩煮汁につけておく。 色をよくするために古釘を入れる。コクを出すため…

「レンバッハハウス美術館所蔵カンディンスキーと青騎士」展覧会に寄せて(東京新聞 2010年12月1日夕刊)

こちらをクリックしてご覧ください 「カンディンスキーと青騎士の画家たち」>>

【書評】ロベルト・コトロネーオ著 河島英昭訳「ショパン 炎のバラード」(青春と読書 2010年11月号)

音楽とは、情念そのもの 今年生誕二百年を迎えたショパン。よく知られているのは『小犬のワルツ』か『雨だれの前奏曲』か。名前がすぐ浮かぶショパン弾きはブーニンだろうか、ランランだろうか。 本書のテーマである『バラード第四番』…

「曲の解釈 和の心生かして~ショパンコンクール 日本人振るわず~」(朝日新聞大阪版 2010年11月10日文化面)

ショパン生誕200年に当たる今年、第16回ショパン国際コンクールが10月にワルシャワで開催された。世界で最も権威あるピアノのコンクールとして知られ、日本は、国別では最多の17人が予選出場権を得たにもかかわらず、1980年…

【書評】カズオ・イシグロ著「夜想曲集」 越谷政義監修「ジャパニーズ・ロック・インタ ビュー集」

とにかく面白かったこの一冊 (特)カズオ・イシグロ著 土屋政雄訳『夜想曲集』  お薦めの一冊目は、若い頃はミュージシャン志望だったというカズオ・イシグロの、初の短編集『夜想曲集』です。往年の大物歌手、無名のバックプレイヤ…

【書評】奥泉光 著「シューマンの指」(日本経済新聞 2010年8月15日付朝刊)

ピアニストは指がすべて。優れた音楽性があっても優れた指がなければ演奏できない。そんなことを言われる。私も、自著に「指」を盛り込んだタイトルをつけることが多い。でも、本書のタイトルは「指がすべてではない」という意味に使われ…

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