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【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第20回 室井摩耶子」(音遊人 2017年秋号)

室井摩耶子は、一九一二年生まれ。ゲザ・アンダやジョルジュ・シフラと同年で、伝説の名ピアニスト、ベネデッティーーミケランジェリの一歳下、我が師安川加壽子の一歳上だから、間違いなく現役最高齢ピアニストだろう。 その室井が七十…

【連載】ドビュッシー最後の1年【6】(ふらんす 2017年9月号)

ラヴェルの生地はピアニストだらけ 1917年7月初め、ドビュッシーは避暑先のサン・ジャン・ド・リューズに赴いた。スペイン国境近くで、ラヴェルが生まれた街としても知られている。 夏の住居は「シャレ・アバス」といい、イギリス…

【書評】ジョシュア・ハマー著『アルカイダから古文書を守った図書館員』(産経新聞 2017年7月30日朝刊)

『アルカイダから古文書を守った図書館員』 ジョシュア・ハマー著/梶山あゆみ訳(紀伊国屋書店・2100円+税) 手に汗握る運び出し作戦 先ごろ、イラク北部モスルの「イスラム国(IS)」からの解放が伝えられたが、2012年に…

【連載】ドビュッシー最後の1年【5】(ふらんす 2017年8月号)

パラードとペトルーシュカ 1917年5月5日に最後の作品《ヴァイオリンとピアノのためのソナタ》の初演を果たしたドビュッシーは、同じ月の16日、戦争のため中断されていたロシア・バレエ団の公演に招待されている。 演目はストラ…

「ショパコンファイナル、どちらを選ぶ?」(ショパン 2017年8月号)

選曲の時点で勝負あり!? 第17回ショパン・コンクール、チョ・ソンジンとシャルル・リシャール=アムランの順位を分けたのは、協奏曲の選曲だったと言えよう。ショパンの協奏曲はいずれもワルシャワ時代、20歳前後の作品だが、1番…

【連載】ドビュッシー最後の1年【4】(ふらんす 2017年7月号)

1917年3月のドビュッシーは、9日と17日、「音楽家たちの支援のために」企画された2回のコンサートに出演している。 3月9日には《フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ》が初演された。 1915年の夏、避暑先のプ一ル…

【連載】ドビュッシー最後の1年【3】(ふらんす 2017年6月号)

終わりたがらないヴァイオリン・ソナタ ドビュッシーは作品をなかなか完成させることができない質で、出版者のデ‘ュランをやきもきさせた。1905年10月初演の交響詩《海》も、1月13日の手紙では2曲目の〈波の戯れ〉の最後を書…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第19回 平尾はるな」(音遊人 2017年夏号)

二〇一六年十月三十日、平尾はるなのデビュー五十周年記念コンサートを聴いた。 一九四二年、作曲家平尾貴四男の娘として生まれ、一柳慧『タイム シークエンス』をはじめ多くの現代作品を初演し、多くの現代音楽の弾き手を育てた名伯楽…

【連載】ドビュッシー最後の1年【2】(ふらんす 2017年5月号)

石炭が欲しい! 1917年1月25日、死の1年と2か月前のドビュッシーは、寒さに震えていた。友人の作曲家ポール・デュカへの手紙で彼は、「J’ai peur du froid.J’ai si peurdes grands …

【講演】ドビュッシーの青春 問いかける教室 13歳からの大学授業 2013年8月3日(桐光学園)

ドビュッシーの青春:パリの詩人たちとの鮮やかな日々 講演者:青柳いづみこ(ピアニスト、文筆家、大阪音楽大学教授) 19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したフランスの作曲家、クロード・ドビュッシー。ピニストであり文筆家、…

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