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ハンブルグバレー 2018年公演 プログラム

バレエ『椿姫』 ドラマを紡ぐ、ショパンの音楽 「別れの曲」「革命のエチュード」「雨だれの前奏曲」。ショパンのビアノ曲にはロマンティックなタイトルが多いが、実は作曲家がつけたものではない。ロマン派の作曲にしては珍しく感情を…

【連載】ドビュッシー「ボヘミア風舞曲」(なごみ 2018年2月号)

「ボヘミア風舞曲」は、印象派の巨匠クロード・ドビュッシーが18歳で書いた最初のピアノ曲である。有名な「月の光」のような、響きがゆらぐような作風とは違う。どこか遊園地のジンタを思わせるもの悲しい作品で、跳ねるようなリズムが…

【連載】ドビュッシー最後の1年【11】(ふらんす 2018年2月号)

ヴィクトル・セガレン ドビュッシーが1905年から居を定めた16区の一軒家には、彼の作品を愛する若い演奏家や作曲家、詩人・劇作家たちが訪れることがあった。 ヴァイオリニストのアーサー・ハルトマンは、ヴァイオリンとピアノ用…

【連載】ドビュッシー最後の1年【10】(ふらんす 2018年1月号)

アンドレ・カプレ ドビュッシーの生前も、ポー作品の音楽化は試みられていた。後輩の作曲家フローラン・シュミット(1870−1958)には『アッシャー家の崩壊』の作中詩「幽霊宮殿」にもとづくオーケストラ作品がある。やはり後輩…

「ドビュッシーと想像の旅」アルカスSASEBO Compass 2018冬号

クロード・ドビュッシーといえば、印象派の大家と言われている。たしかにメロディーとハーモニーの区別がない曖昧模糊とした響き、微妙な色彩のグラデーションは、モネの絵を思わせる。しかし、印象派の画家たちが基本的に戸外で写生し、…

【書評】『ソング・オブ・サマー 真実のディーリアス』(産経新聞 2017年11月26日付)

エリック・フェンビー著、小町碧訳、向井大策監修 (アルテスパブリッシング・2400円+税) 評・青柳いづみこ 傑作曲生み出した共同作業 口述筆記で書く作家は案外多いらしい。ドストエフスキーの2度目の妻アンナは速記者で、『…

【連載】ドビュッシー最後の1年【9】(ふらんす 2017年12月号)

アッシャー家の崩壊 ドビュッシーが、友人の作家や詩人にオペラの台本を書かせ、いろいろ注文をつけながら白分は1音符も書かなかったことは、前号で記した。エドガー・ポーの怪奇小説にもとづくオペラ《アッシャ一家の崩壊》は自分で脚…

【連載】ドビュッシー最後の1年【8】(ふらんす 2017年11月号)

お気に召すまま 11月1日、サン=ジャン=ド・リューズからパリに戻ってきたドビュッシーは、出版社のデュランに宛てて、子どものためのバレエ音楽《おもちゃ箱》のオーケストレーションとオラトリオ《聖セバスチャンの殉教》のオペラ…

【連載】ドビュッシー最後の1年【7】(ふらんす 2017年10月号)

本当に最後のコンサート 1917年9月11日と14日、ドビュッシーは避暑先のサン=ジャン=ド=リューズと、近くの町ビアリッツで2度のコンサートに出演し、ガストン・プーレと《ヴァイオリンとピアノのためのソナタ》を演奏してい…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第21回 ジャン=クロード・ペヌティエ」(音遊人 2017年冬号)

2016年5月に来日予定だったペヌティエが病気のためにキャンセルし、振り替え公演が12月17日におこなわれた。半年たって健康状態には問題ないようで、休憩をはさんでたっぷり2時間にわたる長丁場のリサイタルを元気にこなしてい…

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