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ショパンコンクール 能動的だった日本人出場者(西日本新聞 2022年2月26日付朝刊)

 今年10月、ワルシャワで開催された第18回ショパン国際ピアノコンクールは、中国系カナダ人ブルース・リウの優勝で幕を閉じた。日本から本大会に出場した14人のうち、反田恭平が内田光子以来51年ぶりの第2位、小林愛実も第4位…

天から二物(日経新聞 2022年2月27日付)

 ピアニストの山田剛史さんにお会いしたのは、東京都内で開かれた日本バッハコンクール全国大会の審査でご一緒した折だった。審査員長をつとめる先生が、「このかたは、あの灘高から芸大に行かれたのですよ」と紹介してくださった。  …

ドビュッシーから見たボードレール(びーぐる 53号)

 クロード・ドビュッシー(一八六二~一九一八)が一九一七年二月、生涯最後に書いたピアノ曲は、『石炭の明かりに照らし出された夕べ』というタイトルを持っている。ボードレール『悪の華』の「露台」の一節からとられたものだ。  そ…

ショパン・コンクール徒然記(音楽の友 2021年10月号)

印象的な女性コンペティターの長い髪  第1次予選はパスポートの関係で最終日しか聴けなかったのだが、動画配信でとても気になつたのがアメリカのサラ・チュアン。緩くカールした長い髪が腰のあたりまで伸びている。「練習曲」作品25…

まちの記憶 阿佐ケ谷 東京杉並区(朝日新聞2021年8月30日)

ご近所文士集い 大酒飲んだ 今も残る「会場」息づく昭和の文化 七夕まつりで知られるアーケード商店街や、線路際の飲み屋街。東京都杉並区のJR中央線阿佐ケ谷駅かいわいには、昭和が薫る。南にちょっと入った住宅街もそうだ。古い釣…

新メルド日記
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