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【ライナーノーツ】横山幸雄「プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲全曲集11」
机の上で多くを書いたシューマンに対して、即興演奏を基盤とするショパンの語法には、彼自身のピアノ奏法が深くかかわっている。読み解くヒントとなるのは、ジャンニジャック・エーゲルディンゲルが編纂した「弟子たちから見たショパン』…
「”おかね”を語る 書くことと弾くことの内訳」(にちぎん 2011年 No.27 エッセイ)
ふしぎに、お金には不自由しないようなふうに人生が運ばれてきた。音楽の勉強にはお金がかかる。楽器を買う費用、毎週のレッスン代、音楽教室の学費、コンクールや入試などの受験料。公務員の父の給料では大変だったことだろうと思う。小…
【連載】 随想「スーパーの棚」(神戸新聞 2011年3月29日夕刊)
東北・関東大震災の発生した日にパリからの飛行機に乗っていた私は、成田が閉鎖していたため中部空港に降り、関西方面の仕事をすませて帰京した。 家族の誕生日だったので、パリみやげのチーズやワインをもとにささやかな晩餐を準備した…
【連載】 随想「雲の上で知った地震」(神戸新聞 2011年3月15日夕刊)
東日本大地震が起きたとき、私は成田空港上空にいた。 パリからの飛行機が着陸態勢にはいると知らされたまま、いっこうに到着する気配がない。関東地方で地震が発生したため、このまま中部空港に向かうとのアナウンスがあった。家族は…
【連載】 随想 「鳩さん、かわいそう」(神戸新聞 2011年2月25日夕刊)
ハト屋大丈夫かなぁ。 伊豆の観光旅館のことではない。エジプト情勢を見聞きするにつけ、カイロの葉と料理専門店のことが心配でならないのだ。 カイロを訪れたのは3年ほど前、大学院生の娘と一緒だった。娘のほうは観光目的だったが、…


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