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【書評】沓掛良彦 著「エロスの祭司─評伝ピエール・ルイス」(文学界 2003年6月号)

一八七〇年に生まれ、一九二五年に没したフランスの詩人・小説家ピエール・ルイス初の本格的な評伝である。 表紙には、ルイス自身の撮影した写真が使われている。全裸の女がうつぶせに寝て尻だけ突き出しているところを上から撮った構図…

「Merdeなお掃除問題」(ふらんす 5月号)

フランス語、始めたのは早かったんです。芸大の附属高校というところに入学したんですが、ここは「演奏家の卵」養成所でして、在学中に留学したり国際コンクールを受けたりする生徒もいるぐらい。 何と、1年生から第2外国語がありまし…

【蔵書の中から】蔵原伸二郎 著「東洋の満月」(日本近代文学館館報 第193号 5月15日)

私自身はあまり本を持たない主義で、調べものなどは近くの杉並区立中央図書館ですませることにしている。フランス世紀末文学に関するジャン・ピエロの評論『デカダンスの想像力』(白水社)などは、何度借りたことだろう。古書店で捜せば…

「ラローチャ有終の美」(朝日新聞 2003年5月15日朝刊文化面)

海外ツアーをやめると表明したスペイン生まれの名ピアニスト、アリシア・デ・ラローチャが、日本各地で「さよならコンサート」を行っている。11日に愛知県の豊田市コンサートホールであった演奏会を、ピアニストの青柳いづみこさんに評…

【特集】「再説・大作曲家たちのエチュード」(ショパン 2003年3月号)

やはり名実共に代表曲はショパンとドビュッシー? 音響のエチュード~ショパンからドビュッシーへ ショパンが1831年にパリに出てきたとき、カルクブレンナーに「自分のところで3年間修行したらひとかどのヴィルトゥオーゾにしてや…

新メルド日記
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