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【エッセー特集】「君の名は」(正論 2006年3月号)
珍しいのがとりえ いづみこ、という字あまりみたいな名前である。 みどりこ、さくらこは見かけるが、いづみこなんてきいたことない。 きっかけは、ちょっと変わっている。父方の祖父はフランス文学者で、青柳瑞穂という。はじめての孫…
「素顔のハイドシェック」(ムジカノーヴァ 2005年9月号)
2005年6月、フランスのピアニスト、エリック・ハイドシェックが来日し、各地で協奏曲を演奏したり、レクチャー・コンサートを開いたりした。 ハイドシェックというと、必ず経歴の最初にシャンパン王シャルル・エドシック家に生まれ…
【巻頭随筆】「ショパンを聴きながら」(月刊『大阪人』2005年8月号)
今、仕事でSP時代の名ピアニストたちの弾くショパンばかり聴いている。 ファッションもボディコンが流行ったりHラインが流行ったりするように、ショパン演奏もそのときそのときでスタイルが変わってきた。 私の学生時代は、あんまり…
「ショパン弾きの系譜」(NHK〈スーパーピアノレッスン〉テキスト 2005年8月〜11月)
ショパン演奏の系統は、おおよそ5つに分けられるような気がします。 繊細・微妙なタッチで勝負する「エレガント派」(ピアノの詩人系など)、19世紀的な解釈をほどこす「デフォルメ派」(のーびたりちぢんだり系など)、正確無比なテ…
【巻頭随筆】「アルチストとアルチザナ」(文学界 2005年7月号)
「ピアノを弾くことは、アール(芸術)なんてご大層なものじゃない」、と、亡きピアノの師ピエール・バルビゼはしばしば言っていた。「ひとつひとつの音をどのように立ち上げるか、音階をどのようにむらなく弾くか。アルチザナ(職人)の…


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