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「ショパン弾きの系譜」(NHK〈スーパーピアノレッスン〉テキスト 2005年8月〜11月)
ショパン演奏の系統は、おおよそ5つに分けられるような気がします。 繊細・微妙なタッチで勝負する「エレガント派」(ピアノの詩人系など)、19世紀的な解釈をほどこす「デフォルメ派」(のーびたりちぢんだり系など)、正確無比なテ…
【巻頭随筆】「アルチストとアルチザナ」(文学界 2005年7月号)
「ピアノを弾くことは、アール(芸術)なんてご大層なものじゃない」、と、亡きピアノの師ピエール・バルビゼはしばしば言っていた。「ひとつひとつの音をどのように立ち上げるか、音階をどのようにむらなく弾くか。アルチザナ(職人)の…
【公演プログラム】「ルル~破滅の微笑み~」
ルル──水の象徴 北九州芸術劇場プロデュース 原作 F・ヴェデキント 構成・演出 白井晃 脚本 能祖将夫 今、どんなカレシとつきあっているか、一目瞭然でわかる女性がいる。 カレシの好みによってお嬢さま風になったりチーママ…
【書評】クリスチャン・ガイイ著「ある夜、クラブで」(すばる 2005年1月)
至福のとき 「ある夜、クラブで」クリスチャン・ガイイ著(野崎歓 訳) もし私がピアノをやめてしまって(私は、しょっちゅうピアノをやめている)十年たって、出張中に偶然はいったクラブで自分そっくりに弾く若いピアニストを見たら…
【連載】「花々の想い…メルヘンと花(終)」(華道 2004年12月号)
アンデルセン『ある母親の物語』 アンデルセンの『ある母親の物語』は、読むたびに涙してしまう。ある冬の夜、幼い坊やの看病をしていた母親のもとに、死神が訪れる。彼は、母親がちょっとうとうとしたすきに坊やを連れ去った。 必死に…


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