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【書評】小野光子 著「回想 音楽の街 私のモスクワ」(東京新聞 2011年5月15日)
私は、芸大大学院修了後、オペラの稽古ピアノのアルバイトをしていたことがある。演目はチャイコフスキー『エウゲニー・オネーギン』で、 主役は本書の著者小野光子氏。年譜を見ると、 戦後初の上演だったらしい。 小野氏が日本のうた…
【書評】池部良 著「江戸っ子の伜」(北海道新聞 2011年5月11日朝刊)
二枚目俳優 素の語り口 東日本大震災が勃発したとき、私は成田上空にいた。機内で「関東地方に震度7の地震」という誤報が流れ、すわ、関東大震災の再現かと客席はパニックになった。 昨年十月に亡くなった池辺良さんは、五歳と七ヶ月…
【連載】 随想 「心に届く音(終)」(神戸新聞 2011年4月19日夕刊)
関西で開かれる新人オーディションの審査をつとめている。ピアノと声楽部門に分かれ,東京と大阪で予選を行う。 しかし,今年は東日本大震災の影響で東京が中止になってしまった。 多くの受験生が大阪での参加を希望したため,急遽大阪…
【ライナーノーツ】横山幸雄「プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲全曲集11」
机の上で多くを書いたシューマンに対して、即興演奏を基盤とするショパンの語法には、彼自身のピアノ奏法が深くかかわっている。読み解くヒントとなるのは、ジャンニジャック・エーゲルディンゲルが編纂した「弟子たちから見たショパン』…
「”おかね”を語る 書くことと弾くことの内訳」(にちぎん 2011年 No.27 エッセイ)
ふしぎに、お金には不自由しないようなふうに人生が運ばれてきた。音楽の勉強にはお金がかかる。楽器を買う費用、毎週のレッスン代、音楽教室の学費、コンクールや入試などの受験料。公務員の父の給料では大変だったことだろうと思う。小…


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