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【連載】シューベルト「即興曲」(なごみ 2018年5月号)
小品に連なる陽気と憂愁 シューベルトは泣き笑いの作曲家だと思っている。 わずか三十一歳でこの世を去ったのだから、もちろん悲劇的ではあるのだが、幸福な家庭に育ち、友人に恵まれ、「シューベルティアーデ」という集まりでピアノを…
【連載】シューマン「アラベスク」(なごみ 2018年4月号)
旋律が描く、からくさ模様 攻撃的な「フロレスタン」と夢みる「オイゼビウス」というキャラクターをつくり、自らも二面性に悩まされたロマン派の大作曲家シューマン。「アラベスク」は、「オイゼビウス」が見た夢の象徴のような、不思議…
【対談】交錯する魂 ドビュッシーとプルースト 青柳いづみこ×吉川一義(ふらんす 2018年3月号)
【特集】没後100年ドビュッシーの世紀 1918年3月この世を去った、不世出の大作曲家ドビュッシー。 その後のクラシック音楽に新たな地平を開いた、偉大なる芸術家の足跡をたどります。 ——̵…
【連載】ベートーヴェン「熱情ソナタ」(なごみ 2018年3月号)
たった三音で作られた壮大な楽曲 ベートーヴェンの「熱情ソナタ」は、回文みたいだと思っている。 ソナタは、男性的な性格の第一主題と女性的な第二主題から成っている。 「熱情ソナタ」の第一楽章は「ドーラ♭ファー」という第一主題…
【連載】ドビュッシー「ボヘミア風舞曲」(なごみ 2018年2月号)
「ボヘミア風舞曲」は、印象派の巨匠クロード・ドビュッシーが18歳で書いた最初のピアノ曲である。有名な「月の光」のような、響きがゆらぐような作風とは違う。どこか遊園地のジンタを思わせるもの悲しい作品で、跳ねるようなリズムが…


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