執筆・記事

4回連載・パートナー 第3回(みずほ情報総研 広報誌 NAVIS 2009年3月)

スタインウェイ 自分の楽器を持ち歩くことができるヴァイオリニストやフルー ティストと違って、ピアニストはホールに備えつけの楽器を弾かなければならない。 リハーサルのためにステージに出しいくと、調整をすませた大きなピアノが…

「週刊図書館 あの本」(週刊朝日 2008年7月4日号)

散り散りになった楽譜 中学は中くらいの進学校で、教師の子供が多かった。 図書室には世界文学全集がずらりと並ぶ。まだ読書量を誇るような雰囲気が残っていて、ぶ厚い本を読みかじってはドストエフスキー派だとかトルストイ派だとか、…

「ネコと呼ばれた猫」(ねこ新聞 2008年3月号)

吾輩は猫である。名前はまだ無い。というのが漱石の『猫』の書きだしだが、ウチに十何年かいた猫は、名前を”ネコ”と言った。本人も自分は”ネコ”だと思っていたらしく、「ネコちゃん」と呼ぶと、「みゅー」とか甘い声を出してすり寄っ…

「音楽マンガの効果」(本の雑誌 2008年3月号)

一色まことの音楽マンガ『ピアノの森』には、こんなシーンがある。 全日本学生ピアノコンクールの小学生部門。幼少から才能を発揮する子供たちはすでに有名で、情報が行き渡っているものだが、一人、まったく無名の五年生が予選会に出場…

【プログラムノート】「天と地のポエジー」(東京交響楽団定期演奏会プログラム 2008年2月号)

ラヴェル『ラ・ヴァルス』もドビュッシーの『ラ・メール(海)』も、どちらかというと難解な部類にはいる音楽かもしれない。 『海』の第1楽章「海の夜明けから真昼まで」は、ワーグナーの『ラインの黄金』を思わせる波のゆらぎで始まる…

【特集】「日本の知力」識者に聞く(読売新聞 2008年1月8日朝刊)聞き手・柴田文隆 編集委員

音楽教養と感性の結晶 「人間の知はどのように誕生し、人間はなぜ音楽をするようになったのだろうか」--。欧米のアーティストと話すと必ず、音楽の背景に存在する哲学、宗教と絡んだこういう話が出てくる。日本人にこうした認識がない…

【特集】「没後90年に向けて クロード・ドビュッシー特集」(レッスンの友 2007年12月号)

「パゴダ」を弾くときは日本人の特性を活かして! 昨年冬、勤め先の大阪音大から、カザフスタンの国際コンクールの審査員として派遣された。カザフスタンってどこ? ときく人も多いだろう。カスピ海に面した旧ソ連最大の国で、朝青龍の…

【特集】「グレン・グールド生誕75年&没後25年」(レコード芸術 2007年9月号)

「頭で弾くピアニスト」グールドの奏法 --彼の理想の音楽を表出させるために 「彼(グールド)はあらゆる点で実にすばらしいピアニストでした」とエマニュエル・アックスはデイヴィッド・デュヴァルのインタビューに答えて語っている…

【書評】桐生典子 著「天上の白い笑み」(サンデー毎日 2007年8月5日号)

女同士に本当の友情は育たないとよくいわれる。ジェラシーが激しいからだそうな。本当にそうかしら? 私には、親友と呼べる女性ピアニストがいる。縁あって同じ音高・音大にすすみ、デビューしてからも互いの活動を励ましあっている。お…

【エッセー】「こころを言葉に」(日本エッセイスト・クラブ編 2007年7月刊)

アンブラッス 井山登志夫の『僕の女房はフランス人』(三修社)は、実地体験から異文化コミュニケーションについて考える、なかなかおもしろい本だ。 食通の街、ディジョンで夫人のマリー・テレーズと出会い、「一目惚れ」で結婚した井…

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