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新国立劇場 ヴェルディ「マクベス」公演プログラム(2004年5月)

男の野望、女の野望 元ユーゴスラヴィア(現セルビア=モンテネグロ)共和国大統領ミロシェヴィッチの夫人ミリャナ・マルコヴィッチは、「ベオグラードのマクベス夫人」と呼ばれた。『独裁者の妻たち』の著者ヴィントガッセンは、「彼女…

【連載】「花々の想い…メルヘンと花 5」(華道 2004年5月号)

宮澤賢治「貝の火」 宮沢賢治の童話では、「貝の火」が一番好きだった。 鈴蘭の葉や花がしゃりんしゃりん音を立てる野原。子ウサギのホモイは、川で溺れかけたヒバリの子を助けてやったお礼に、不思議な玉をもらう。それはとちの実ほど…

【連載】「作曲家をめぐる〈愛のかたち〉第7回」(新日本フィルハーモニー交響楽団 2004年5月号)

プログラムエッセイ 法悦の愛 「法悦」という言葉は、なかなかに両義的である。辞書をひくと、「仏の道を聴いて起こるこの上ない喜び。転じて一般に、うっとりするような喜び。エクスタシー」と書かれている。仏の道ときいて連想される…

【書評】金原ひとみ 著「蛇にピアス」(サンデー毎日 2004年2月29日号)

最近、若い作家の小説が、どんどん遠くなる感じがしていた。トシのせいかとも思ったが、「蛇ピ」はぴたっときた。なぜだろう。 理由は二つ、三つかな、ある。ひとつは、文章がきれいだということ。流れとリズムがいいのと、その場にすっ…

【連載】「作曲家をめぐる〈愛のかたち〉第6回」(新日本フィルハーモニー交響楽団 プログラムエッセイ5 2004年4月号)

〈官能の愛〉 「”エロティック”な音楽など存在しない」と主張するのは、アメリカの作家・評論家コリン・ウィルソンである。「エロティシズムを生み出すのは聴き手の想像力の役目だ」 詳しくは大脳生理学の助けでも借りるしかないが、…

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