Archive
「週刊図書館 あの本」(週刊朝日 2008年7月4日号)
散り散りになった楽譜 中学は中くらいの進学校で、教師の子供が多かった。 図書室には世界文学全集がずらりと並ぶ。まだ読書量を誇るような雰囲気が残っていて、ぶ厚い本を読みかじってはドストエフスキー派だとかトルストイ派だとか、…
「ネコと呼ばれた猫」(ねこ新聞 2008年3月号)
吾輩は猫である。名前はまだ無い。というのが漱石の『猫』の書きだしだが、ウチに十何年かいた猫は、名前を”ネコ”と言った。本人も自分は”ネコ”だと思っていたらしく、「ネコちゃん」と呼ぶと、「みゅー」とか甘い声を出してすり寄っ…
「音楽マンガの効果」(本の雑誌 2008年3月号)
一色まことの音楽マンガ『ピアノの森』には、こんなシーンがある。 全日本学生ピアノコンクールの小学生部門。幼少から才能を発揮する子供たちはすでに有名で、情報が行き渡っているものだが、一人、まったく無名の五年生が予選会に出場…
【プログラムノート】「天と地のポエジー」(東京交響楽団定期演奏会プログラム 2008年2月号)
ラヴェル『ラ・ヴァルス』もドビュッシーの『ラ・メール(海)』も、どちらかというと難解な部類にはいる音楽かもしれない。 『海』の第1楽章「海の夜明けから真昼まで」は、ワーグナーの『ラインの黄金』を思わせる波のゆらぎで始まる…
【特集】「日本の知力」識者に聞く(読売新聞 2008年1月8日朝刊)聞き手・柴田文隆 編集委員
音楽教養と感性の結晶 「人間の知はどのように誕生し、人間はなぜ音楽をするようになったのだろうか」--。欧米のアーティストと話すと必ず、音楽の背景に存在する哲学、宗教と絡んだこういう話が出てくる。日本人にこうした認識がない…


全記事一覧
カテゴリー
- 連載 (133)
- このごろ通信 (9)
- 音楽家の愉しみ (10)
- ドビュッシー 最後の1年 (1)
- ピアノで味わうクラシック (10)
- 私の東京物語 (10)
- 青柳いづみこの指先でおしゃべり ぶらあぼ (15)
- 3つのアラベスク—宮城道雄とドビュッシーをめぐる随筆 (3)
- PICK UP 芸術新潮 (12)
- フレンチ・ピアニズムの系譜 NHK文化センター会員誌 (4)
- 音楽という言葉 神戸新聞 (4)
- 随想 神戸新聞夕刊 (7)
- ふるさとで弾くピアノ 神戸新聞松方ホール WAVE (4)
- 酒・ひと話 読売新聞日曜版 (4)
- みずほ情報総研広報誌 NAVIS (4)
- 花々の想い…メルヘンと花 華道 (12)
- 作曲家をめぐる〈愛のかたち〉 (8)
- Monday Woman 読売新聞 (3)
- 本をめぐる随想 月刊 和楽 (8)
- よむサラダ 読売新聞 (5)
- ショパン・コンクール (10)
- ショパン国際ピリオド楽器コンクール (1)
- ドビュッシーとフランス音楽 (42)
- 安川加壽子関連 (4)
- ピアノ教育関連 (12)
- 青柳瑞穂と阿佐ヶ谷会 (5)
- 書評・論評・CD評 (47)
- インタビュー(聞き手) (5)
- その他 (72)
- 青柳いづみこへのインタビュー・記事・対談 (39)