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「パリの芸術家たちとその出会い フォーレ、ドビュッシー、 サティー が集ったサロン」(2006年4月)
サロンとは客間のことです。ロマン派の時代、上流階級の人々はすぐれた芸術家を自宅に招き、公開に先立って作品を鑑賞したり、演奏を聴いたりしました。とりわけショパンにとって、貴族やブルジョワのサロンは仕事場でもありコンサート会…
【巻頭随筆】「アルチストとアルチザナ」(文学界 2005年7月号)
「ピアノを弾くことは、アール(芸術)なんてご大層なものじゃない」、と、亡きピアノの師ピエール・バルビゼはしばしば言っていた。「ひとつひとつの音をどのように立ち上げるか、音階をどのようにむらなく弾くか。アルチザナ(職人)の…
【特集】「音楽に恋愛を聴く」(音楽の友 2004年12月号)
恋の喜びとエロスの充満──ドビュッシー《喜びの島》 ドビュッシーは、どちらかといえば暗い性格だった。最初の妻リリーは、ときおり陽気になることもあるが、彼の心の底には「哀しみ」があった、と回想している。 ドビュッシーの音…
【リレー連載】「ラスト・ソナタへの誘い」第1小節(音楽現代 2004年1月)
一九一七年、つまり、ドビュッシーの死の前年に書かれた『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ』は、文字通り彼の白鳥の歌である。二年前に直腸癌の宣告を受けた彼は、第一次世界大戦のさなか、精神的にも肉体的にも極限状態にあった。『…
「音楽と文学」(慶応義塾大学芸文学会誌「芸文研究」第84号)
音楽と文学── モーリス・ラヴェルとレーモン・ルーセルの場合 文学者と音楽家を比較して論じようとする場合、どちらの側に足場を置くかによって方法論や意味づけも変わってくるだろう。 フランス近代の作曲家モーリス・ラヴェルの音…


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