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【特集】「読んでから聴くクラシック入門」(中央公論 2008年10月号)

作曲家を知る楽聖たちの人間像を読み解く クラシック音楽の適切な入門書を探すのはそうたやすいことではない。音楽には文学や美術と違って楽譜や音楽用語という壁がある。作品を解説する場合、文学なら文章を引用し、美術なら画布や彫刻…

「週刊図書館 あの本」(週刊朝日 2008年7月4日号)

散り散りになった楽譜 中学は中くらいの進学校で、教師の子供が多かった。 図書室には世界文学全集がずらりと並ぶ。まだ読書量を誇るような雰囲気が残っていて、ぶ厚い本を読みかじってはドストエフスキー派だとかトルストイ派だとか、…

「ネコと呼ばれた猫」(ねこ新聞 2008年3月号)

吾輩は猫である。名前はまだ無い。というのが漱石の『猫』の書きだしだが、ウチに十何年かいた猫は、名前を”ネコ”と言った。本人も自分は”ネコ”だと思っていたらしく、「ネコちゃん」と呼ぶと、「みゅー」とか甘い声を出してすり寄っ…

「音楽マンガの効果」(本の雑誌 2008年3月号)

一色まことの音楽マンガ『ピアノの森』には、こんなシーンがある。 全日本学生ピアノコンクールの小学生部門。幼少から才能を発揮する子供たちはすでに有名で、情報が行き渡っているものだが、一人、まったく無名の五年生が予選会に出場…

【特集】「グレン・グールド生誕75年&没後25年」(レコード芸術 2007年9月号)

「頭で弾くピアニスト」グールドの奏法 --彼の理想の音楽を表出させるために 「彼(グールド)はあらゆる点で実にすばらしいピアニストでした」とエマニュエル・アックスはデイヴィッド・デュヴァルのインタビューに答えて語っている…

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