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【特別企画】「この音楽書が面白い!」(レコード芸術 2004年7月号)
最高に面白いオススメの一冊 『グルダの真実』クルト・ホーフマンとの対話 田辺秀樹訳 グルダの弾くベートーヴェン『ワルトシュタイン』の爽快な演奏を聴きながらこの原稿を書いている。 本書は、オーストリア放送協会のディレクター…
【書評】金原ひとみ 著「蛇にピアス」(サンデー毎日 2004年2月29日号)
最近、若い作家の小説が、どんどん遠くなる感じがしていた。トシのせいかとも思ったが、「蛇ピ」はぴたっときた。なぜだろう。 理由は二つ、三つかな、ある。ひとつは、文章がきれいだということ。流れとリズムがいいのと、その場にすっ…
【書評】中山可穂 著「弱法師」(週刊現代 2004年3月20日号)
タブーを秘めた愛のかたちを能の世界の「妖しさ」に重ねて 中山可穂は、異形の愛を描いて魅力のある作家だ。それも、同性愛、両性愛、近親相姦などステレオタイプ的な区分けではなく、クロスオーバー、あるいは潜在的にとどまっていると…
【書評】米原万里 著「真昼の星空」(週刊現代 2003年11月1日号)
目に見える現実の裏に控える もう一つの真実をえぐり出す 米原万里さんは一九五〇年生まれ。私も同年だからわかるのだが、微妙な年代だ。 子供のころは、まだ戦後をひきずっていた。それから突然宅地開発がはじまり、皇太子ご成婚…
【書評】藁科れい 著「永遠と1日」(幻冬舎 星星峡 2003年10月号)
『脱脂粉乳』世代におすすめの一冊 大学一年の娘から「無駄に若い」と言われる私は、たぶん死ぬまでこどものままのような気がする。私だけではない、多くの演奏家仲間やピアノの先生たちもそうだ。みんな本音で生きていて、お箸がころが…


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