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【書評】鹿島茂 著「モンマルトル風俗事典」(サンデーらいぶらりぃ 2009年4月14日号)
饗宴のスぺクタクルを読む! ◇『モンマルトル風俗事典』鹿島茂・著(白水社/税込3360円) モンマルトルといえば、赤い風車の「ムーラン・ルージュ」。 ロートレックが描いたラ・グリュ(大食い女の意)は、「マハラジャ」のお立…
「私のすすめる岩波新書」より 小澤勲 著「痴呆を生きるということ」(岩波『図書』2008年)
『痴呆を生きるということ』(小澤勲) ついさきころ、95歳の母を見送った。 認知症で自宅介護7年、施設入所8年。 本書が刊行されたときはすでに施設にお世話になっていたが、認知症を病む人々の内面をおしはかり、深いいつくしみ…
【書評】桐生典子 著「天上の白い笑み」(サンデー毎日 2007年8月5日号)
女同士に本当の友情は育たないとよくいわれる。ジェラシーが激しいからだそうな。本当にそうかしら? 私には、親友と呼べる女性ピアニストがいる。縁あって同じ音高・音大にすすみ、デビューしてからも互いの活動を励ましあっている。お…
【書評】大野芳 著「近衛秀麿 日本のオーケストラをつくった男」(サンデー毎日 2006年7月2日号)
早く来すぎた理想主義者の肖像 洋楽黎明期の名指揮者近衛秀麿は、一八九八年、由緒ある近衛侯爵家の次男として生まれた。兄は三七年と四〇年に首相をつとめ、戦犯容疑で逮捕直前に自決した近衛文麿である。 音楽家だけみても、フルトヴ…
【書評】クリスチャン・ガイイ著「ある夜、クラブで」(すばる 2005年1月)
至福のとき 「ある夜、クラブで」クリスチャン・ガイイ著(野崎歓 訳) もし私がピアノをやめてしまって(私は、しょっちゅうピアノをやめている)十年たって、出張中に偶然はいったクラブで自分そっくりに弾く若いピアニストを見たら…


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