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【連載】「音楽という言葉—偏屈なピアニストの繊細さ 」(神戸新聞 2012年9月29日)

今夏、神戸のさる楽器店で、フランスのピアニスト、アンリ・バルダによる講習会が開かれた。 バルダは、神戸新聞松方ホールにも出演しているからご存じの方もいるかもしれない。かの名ピアニスト、マルタ・アルゲリッチと同い年である。…

【連載】「音楽という言葉—一音一音が人生そのもの」(神戸新聞 2012年6月30日)

高校はどちらですか? ときかれ、ゲイ高と答えるとはっとした顔をされる。ゲイの学校? いえいえ、東京芸術大学音楽学部音楽高等学校。日本で唯一の国立の音楽高校(クラシックと邦楽)である。おそらく日本最小の高校のひとつだろう。…

【連載】「音楽という言葉—やさしい、やさしい『月の光』」(神戸新聞 2012年3月31日)

月に一回、都内某所でフランス音楽のセミナーを開いている。受講生の顔ぶれはさまざまだ。若手からベテランのピアニストまで。ピアノの先生、作曲家、企業に勤めながら趣味でピアノをつづけている人。 最近の新入生Nさんは元ピアニスト…

【連載】 随想 「心に届く音(終)」(神戸新聞 2011年4月19日夕刊)

関西で開かれる新人オーディションの審査をつとめている。ピアノと声楽部門に分かれ,東京と大阪で予選を行う。 しかし,今年は東日本大震災の影響で東京が中止になってしまった。 多くの受験生が大阪での参加を希望したため,急遽大阪…

【連載】 随想「スーパーの棚」(神戸新聞 2011年3月29日夕刊)

東北・関東大震災の発生した日にパリからの飛行機に乗っていた私は、成田が閉鎖していたため中部空港に降り、関西方面の仕事をすませて帰京した。 家族の誕生日だったので、パリみやげのチーズやワインをもとにささやかな晩餐を準備した…

新メルド日記
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