執筆・記事 アーカイブ: 2019年

【連載】「このごろ通信 スイートスポット」(毎日新聞 2019年7月1日付夕刊)

 直木賞を受賞した恩田陸の『蜜蜂と遠雷』に印象的なシーンがある。養蜂家の息子で自宅にピアノを持っていない風間塵が権威ある国際コンクールに出場する。リハーサルに臨んだ塵は、ステージにぺたりと座って床に耳をつけ、楽器係に頼ん…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第26回 アレクセイ・リュビモフ」(音遊人 2019年春号)

二〇一八年十一月二日、サントリーホールのブルーローズで開かれた“アレクセイ・リュビモフ、エラールを弾く”を聴きに出かけた。   一九四四年生まれのリュビモフは七十四歳。モスクワ音楽院でネイガウスとナウモフに師事し、一九六…

【インタビュー】「音楽の未来」(音遊人 2019春号)

「全日本歌謡選手権」(図書 2019年8月号)

二〇一九年二月二二日に放映された読売テレビ開局六〇年記念スペシャルドラマ「約束のステージ〜時を駆けるふたりの歌」はなつかしい番組だった。 小沢翼は歌手志望の二〇歳。青森の港町で家業の食堂を手伝っているが、電車の追突事故で…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第27回 高橋アキ」(音遊人 2019年夏号)

二〇一九年三月二十四日、宮地楽器ホールに、高橋アキさんによるブーランクの音楽物語「ぞうのババール』を聴きに行った。 二〇世紀音楽の旗手として知られる高橋アキさん。前号で紹介したリュビモフと同じ一九四四年生まれだが、シャー…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第25回 ブルーノ・カニーノ」(音遊人 2018年冬号)

一九三五年にナポリで生まれ、一九六〇年のダルムシュタット国際コンクールで入賞しているブルーノ・カニーノは、とりわけ二十世紀音楽のピアニストとして印象づけられている。プロフィールには、「ブーレーズ、ベリオ、シュトックハウゼ…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第22回 深沢亮子」(音遊人 2018年春号)

深沢(旧姓大野)亮子さんは、子供のころ、『ピアノの日記』で親しんでいた。ビアノを始めたばかりの子供にとって、先輩のお稽古の模様は何より参考になった。朝起きたら、まだ手が温かいうちにさらう、洗面はそのあと……など、今でも実…

【書評】のこす言葉『ルース・スレンチェンスカ 九十四歳のピアニスト 一音で語りかける』(産経新聞2019年6月2日付朝刊)

ルース・スレンチェンスカ著、大野陽子編・構成 (平凡社・1200円+税) 音楽家支える使命感 2018年、93歳でサントリー大ホールでリサイタルを開いたルース・スレンチェンスカは、ポーランド系ユダヤ人ピアニスト。手がとて…

「ピアノ奏でる 皇室の音色」(東京新聞 2019年5月23日付)

皇室ゆかりの仏エラール社製グランドピアノによる演奏会が7月4日午前10半から、迎賓館赤坂離宮(東京都港区)の「羽衣の間」で開かれる。迎賓館によると、このピアノを用いて一般向けの演奏会が開かれるのは初めて。ピアニストで文筆…

「『天使のピアノ』が奏でた音」(文藝春秋 2019年5月号)

 皇后美智子さまがすばらしいピアニストでいらっしゃることは、音楽関係者の間で広く知られています。毎夏草津アカデミーで講師をつとめる著名演奏家と共演なさり、テレビのニュースでも放映されています。  私が初めて間近でご演奏を…

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