書評 アーカイブ

【書評】「水のまなざし」(文学界)毎日新聞 2003年1月28日 評・川村 湊(文芸評論家)

年上女性との恋愛――救いを求める青春の物語  青柳いづみこの「水のまなざし」(文学界)は、声が出せなくなったピアニストの話。十歳ほどの年齢差のある両親(父親が年下)から生まれた真琴が、静養のために祖母のいる山陰の但馬に出…

【書評】「無邪気と悪魔は紙一重」サンデー毎日 2002年8月25日号 評・水口義朗

さて、本題 「女というもの」のすごさ 渡辺淳一さんは、ベストセラー『失楽園』と前後して、『男というもの』というエッセーを書いていた。男の心とからだの秘密について告白的本音を開陳した。これも三十数万部を売った。版元の編集者…

【書評】「無邪気と悪魔は紙一重」すばる 2002年7月号 評・鈴村和成

こばみ、じらす恋愛論 女の魔性とは何か? それはいかに水と親しむのか? 前作『水の音楽』に続く、“魔性の女”をめぐる恋愛論である。これが類書と一線を画すのは、“魔性の女”という、一般に男が好む題材を女が取り上げたこと、作…

【書評】「無邪気と悪魔は紙一重」図書新聞 2002年6月29日 評・雨宮慶子(詩人)

融通無礙な取り組みで語り口も、装いも 出し物によって工夫が凝らされる 比較文学論をはじめ、文学、音楽双方への新しいアプローチの可能性を含んだ実に洒脱でタフな一冊 作家の出自が殊更なヴァリューを持って鑑賞(干渉)に耐えたの…

【書評】「無邪気と悪魔は紙一重」東京新聞 2002年6月9日 評・菊島 大

著者に聞く 清純な女性こそ 男には『災難』の元 「まことに無邪気と悪魔とは紙一重。ひそかに思いあたる方はご用心!」と著者のピアニスト青柳いづみこさんはジャブを入れる。思いあたる男性諸氏は少なくないはず。あの吉行淳之介氏で…

【書評】「無邪気と悪魔は紙一重」毎日新聞 2002年6月2日 評・池内 紀

本と出会う-批評欄 女性の魅力の種明かしにギクリ 本読みの本をめぐるエッセイ集。だが、これを書いた人は、ふだんは本よりも楽譜をにらんでいる。活字よりもピアノの鍵盤にくわしい。 「私は、書店や古書店、図書館など本が並んでい…

【書評】「無邪気と悪魔は紙一重」週刊新潮 2002年5月30日号 評・鶴ヶ谷真一(「パピルス」主宰)

BOOKS OF THE WEEK ファム・ファタルの手練手管 なによりも艶やかな本である。しかも凄みがある。開巻早々に、「太宰治が最後に私の家に来たのは、祖母が青酸カリを飲んで死んだ通夜の日だった。……」とある。 これ…

【書評】「水の音楽」朝日新聞 2001年12月2日 評・堀江敏幸(作家)

音と言葉でつむぐミステリー フランス留学中、著者がクラスレッスンで弾いたラヴェルの「オンディーヌ」を評して、指導教官が「もっと濃艶に歌って」と注文をつけた。ところが彼女は、直感的に「オンディーヌはメリザンドだ」と反発する…

【書評】「水の音楽」週刊朝日 2001年11月2日号 評・坂下裕明(編集者)

週刊図書館 ドビュッシーの演奏家が綴り広げる 音楽、文学、美術を往環する「水の精」の探索 今夏『ジロドゥ戯曲全集』(白水社)が復刊され、『オンディーヌ』を再読するという幸運に恵まれた。この芝居、三十数年前テレビで偶然見た…

【書評】「水の音楽」週刊新潮 2001年11月1日号

フランス音楽を専門とするピアニストにして、師・安川加壽子や祖父・青柳瑞穂の評伝で知られる著者が、『水の音楽』を主題にした音楽の系譜を探るユニークな文化論を挑んだ。 セイレーンやメドゥーサなどに代表される神話上の水の精には…

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