書評 アーカイブ
【書評】「双子座ピアニストは二重人格?」ショパン 2005年1月号 評・家永勝(音楽プロデューサー)
ピアニストであると同時に文筆家としても広い範囲で活躍している青柳いづみこさんの文集が、改めて単行本となって出版された。ここに掲載されているものは、今までに種々の音楽雑誌、公演プログラム、文庫他などに掲載されてきた青柳さん…
【書評】「双子座ピアニストは二重人格?」日本経済新聞 2005年1月13日夕刊 評・井上章一
私事で恐縮だが、私は若いころ建築家になることを、夢見ていた。設計のアルバイトにたずさわったこともある。こぎれいで器用にまとめる私の図版は、そこそこ重宝がられていた(と思う)。 あるとき、ふとしたきっかけで書いた文章に、正…
【書評】「双子座ピアニストは二重人格?」サンデー毎日 2004年12月19日号 評・阿武秀子
サンデーらいぶらりい「いのちの本棚」 (前略)弾くこと、書くこと。どちらにも才能を開花させている人とは、いったいどのような感性の持ち主なのだろう。 青柳いづみこ著『双子座ピアニストは二重人格?』(音楽之友社)に流れる緊張…
【書評】「双子座ピアニストは二重人格?」週刊現代 2004年12月18日号
今週の本棚 やはり双子座のシューマン、ワグナーと同じく、著者も音楽と文筆の二刀流。双子座は二重人格、とはいうものの、抑制のきいた流麗な文章のエッセイ集だ。が、「ピアノ科のピアノに未来はない」などの大胆発言も。やはり双子座…
【書評】「双子座ピアニストは二重人格?」毎日新聞 2004年12月12日朝刊
今週の本棚 標題はハシャギすぎ。ピアニストでありエッセイストである著者が、自分のそうした二面性のたがいに照らしあう姿を楽しく語ったエッセイ集である。ドビュッシーとラヴェルとのちがい、ポリーニとミケランジェリの比較といった…
【書評】「青柳瑞穂の生涯 真贋のあわいに」和楽 2004年9月号 評・千葉望(ブックジャーナリスト)
祖父から孫娘に 隔世遺伝した美的感覚 ピアニストでフランス音楽についてのエッセイも執筆する青柳いづみこさんが、青柳 瑞穂の孫娘であったと知ったのは『青柳瑞穂の生涯――真贋のあわいに』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)を読…
【書評】「青柳瑞穂の生涯 真贋のあわいに」週刊ポスト 2004年6月18日号 評・山下裕二(美術史家)
味わい本 発見! 名訳者にして名鑑賞家の”骨董エッセイ”に酔う 本書に収められた「わが骨董の歴史」(初出は昭和25年の『芸術新潮』)には、「骨 董の美しさに耽溺していると、どうも、女色からはとおざかるものらしい。(中略)…
【書評】「水のまなざし」(文学界)毎日新聞 2003年1月28日 評・川村 湊(文芸評論家)
年上女性との恋愛――救いを求める青春の物語 青柳いづみこの「水のまなざし」(文学界)は、声が出せなくなったピアニストの話。十歳ほどの年齢差のある両親(父親が年下)から生まれた真琴が、静養のために祖母のいる山陰の但馬に出…
【書評】「無邪気と悪魔は紙一重」サンデー毎日 2002年8月25日号 評・水口義朗
さて、本題 「女というもの」のすごさ 渡辺淳一さんは、ベストセラー『失楽園』と前後して、『男というもの』というエッセーを書いていた。男の心とからだの秘密について告白的本音を開陳した。これも三十数万部を売った。版元の編集者…
【書評】「無邪気と悪魔は紙一重」すばる 2002年7月号 評・鈴村和成
こばみ、じらす恋愛論 女の魔性とは何か? それはいかに水と親しむのか? 前作『水の音楽』に続く、“魔性の女”をめぐる恋愛論である。これが類書と一線を画すのは、“魔性の女”という、一般に男が好む題材を女が取り上げたこと、作…
書籍関連 最新5件
- 【関連記事】LESSON SEMINAR REPORT 『安川加壽子の発表会アルバム』を通して(ピアノの本2024年4-6月号)
- 【書評】「パリの音楽サロン: ベルエポックから狂乱の時代まで」(ムジカノーヴァ2023年11月号)
- 【書評】「パリの音楽サロン: ベルエポックから狂乱の時代まで」(産経新聞2023年9月23日付朝刊)
- 【書評】「パリの音楽サロン: ベルエポックから狂乱の時代まで」(intoxicate 2023年8月号)
- パリの音楽サロン: ベルエポックから狂乱の時代まで
Pick Up!
書籍のご注文
サイン入り書籍をご希望の方
ご希望の方には、青柳いづみこサイン入りの書籍をお送り致します。
ご注文フォームに必要事項をご記入の上お申し込みください。
お支払い方法:郵便振替