若く無名の音楽家が世に出る手段ですぐに想像できるのは、王室・貴族・教会の後押しや現在は音楽コンクールだろう。本書で紹介するのは1800年代末期から、第一次世界大戦を経て1920年代までの期間における文化の中心地パリの音楽サロン。サン=サーンス、フォーレ、ドビュッシー、フランス六人組のフランス音楽だけでなくショパン、ワーグナー、マーラー、ムソルグスキー、興行師ディアギレフを含む新しい作品・演奏家を見つけたり受容した17人のサロンの主催者を紹介。連鎖反応でジャンルを超えて人々の繋がりを生み出しながら、そこに起こるドロドロの人間模様も含めて史料から読み解く。
雨海秀和(タワーレコード渋谷店)
*書籍 ランダム5冊*
書籍関連 最新5件
- 【関連記事】LESSON SEMINAR REPORT 『安川加壽子の発表会アルバム』を通して(ピアノの本2024年4-6月号)
- 【書評】「パリの音楽サロン: ベルエポックから狂乱の時代まで」(ムジカノーヴァ2023年11月号)
- 【書評】「パリの音楽サロン: ベルエポックから狂乱の時代まで」(産経新聞2023年9月23日付朝刊)
- 【書評】「パリの音楽サロン: ベルエポックから狂乱の時代まで」(intoxicate 2023年8月号)
- パリの音楽サロン: ベルエポックから狂乱の時代まで
Pick Up!
書籍のご注文
サイン入り書籍をご希望の方
ご希望の方には、青柳いづみこサイン入りの書籍をお送り致します。
ご注文フォームに必要事項をご記入の上お申し込みください。
お支払い方法:郵便振替