青柳いづみこの処女小説は、40年前の「のだめ」――プロのピアニストを志す少女・真琴が主人公。声帯を傷め、声が出なくなってしまった彼女を、祖母や村の人々は温かく迎えてくれ、田舎の生活が真琴の心を癒していくが……。厳しい練習、父との関係、東洋の謡と西洋音楽、近づいてくる男たち。多感で潔癖な少女のあやうい心の揺れを、清冽かつ繊細な筆致で描いた音楽小説。
発 行 | 2010年10月14日 |
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著 者 | 青柳いづみこ |
発行所 | 文藝春秋社 |
体 裁 | 240ページ 四六判上製カバー装 |
定 価 | 本体1400円+税 |
ISBNコ-ド: | 9784163296708 |
Cコード: | 0093 |
書評
- 【書評】「水のまなざし」(文学界)毎日新聞 2003年1月28日 評・川村 湊(文芸評論家)
- 【書評】「水のまなざし」東京新聞 2010年11月7日号 評・中条省平(フランス文学者)
- 【書評】「水のまなざし」週刊新潮 2010年11月25日号
- 【書評】「水のまなざし」週刊朝日 2010年12月3日号 評・西條博子
- 【書評】「水のまなざし」北海道新聞 2010年12月5日 評・三田完(作家)
- 【書評】「水のまなざし」産経新聞 2010年12月19日 評・小池昌代(詩人・作家)