シューベルトの手紙 アーカイブ

【CD評】『物語』Histoires(音楽現代 2021年5月号)

推薦 古今東西を問わず、音楽は自明のように物語を表してきた。とはいえ、実際に生命を吹き込むのは奏者。青柳いづみこと高橋悠治による新譜はまさに、大小様々な空想の世界を音で描き出す。イベールのピアノ独奏曲《物語》は、短い表題…

【CD評】『物語』Histoires(ぶらあぼ 2021年4月号 評・長井進之介)

本盤は、異国の風景や伝承が色とりどりのハーモニーで描かれるイベール「物語」をピアニスト・文筆家の青柳いづみこが軽やかに奏でて幕を開ける。言葉やイメージと音楽が素晴らしく結びついたとき、音の色彩の密度がさらに濃く、そして輝…

【CD評・特選盤】『海』(レコード芸術 2021年3月号 評・濱田滋郎、那須田務)

濱田滋郎 推薦 ドビュッシーの世界を誰よりもよく知り、彼に関する研究を綴ることや、その作品を演奏することを不断のライフワークとしている青柳いづみこが、このアルバムでは、2人の有能な後輩ピアニストの協力を得て、たいへん珍し…

【CD評・特選盤】『物語』Histoires(レコード芸術 2021年4月号 評・濱田滋郎、那須田務)

濱田滋郎 推薦 至って、“趣味人向き”ながら、類のない魅力をおびた企画として、注目をうながさぬわけには行かないアルバム。イベールの《物語》はーこの中ではーひとまず知られているとして、フローラン・シュミットがアンデルセン童…

【CD評】ドビュッシー: 「海」、ファリャ: 「スペインの庭の夜」、グレインジャー: 「緑の茂み」(朝日新聞 2021年1月21日付夕刊)

手練れ揃いのピアノ2台6手! 聴き物はカプレ編曲の「海」。大管弦楽による華麗な油絵が30本の硬軟自在な色鉛筆による細密画に大変身。明晰だけれど過剰。目が眩む(片)

【CD評】「6人組誕生!」(ぶらあぼ 2020年3月号)

経緯、詳細は椎名亮輔氏の読み応えのあるライナーに譲るとして、1920年の結成からちょうど100年ということに因む、フランス6人組+その集結のきっかけとなったサティの「パラード」を収めたなんとも素敵なアルバム。中でも最も有…

【CD評】「6人組誕生!」(レコード芸術 2020年3月号)

濱田滋郎 <推薦>世に名高い、20世紀前半の「フランス6 人組」……しかし、これにまつわる諸事情を知るにつけ、--当ディスクの解題(椎名亮輔氏による)を読んでもわかるとおり--この集団が、ある確固とした信念を抱く音楽家た…

【CD評】「6人組誕生!」(サライ 2020年5月号)

今月の推薦盤 林田直樹 異質な二人の共演が織りなす自由な世界でレザネ・フォル(狂乱の時代)を追体験 文筆家でピアニストの青柳いづみこ、作曲家でピアニストの高橋悠治-屈指の言葉の使い手でもある、異質な二人の音楽家が、火花を…

【CD評】「6人組誕生!」(音楽現代 2020年5月号)

<推薦>ピアニストの青柳いづみこと高橋悠治が連弾で、20世紀初めのフランス音楽を紹介する。タイトルの通り「フランス6人組」の作品を並べ、そこに彼らの導き手であるサティの曲を加える。音の質感の変化がどの作品でも、その楽しさ…

【CD評】「6人組誕生!」(CDジャーナル 2020年春号)

1920年前後のパリの音楽界は活況を呈していた。その代表格が、作風も生き方も異なる作曲家6人が集まった”フランス6人組”。その謎を紐解く秀逸なアルバムだ。ピアノというモノクロームな共通素材を通してリアルにその実体が映し出…

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