CD評 アーカイブ
【CD評】『物語』Histoires(日経新聞 2021年5月18日付夕刊)
2人の演奏家がピアノと朗読、独奏、連弾で3作品を奏でる。ミヨー「ボヴァリー夫人のアルバム」は、ピアノ用に編曲した映画音楽に小説の文章を合わせた。高橋の演奏と青柳の朗読は淡々としているからこそ、寄る辺ない思いを感じさせる。…
【CD評】『物語』Histoires(音楽現代 2021年5月号)
推薦 古今東西を問わず、音楽は自明のように物語を表してきた。とはいえ、実際に生命を吹き込むのは奏者。青柳いづみこと高橋悠治による新譜はまさに、大小様々な空想の世界を音で描き出す。イベールのピアノ独奏曲《物語》は、短い表題…
【CD評】『物語』Histoires(ぶらあぼ 2021年4月号 評・長井進之介)
本盤は、異国の風景や伝承が色とりどりのハーモニーで描かれるイベール「物語」をピアニスト・文筆家の青柳いづみこが軽やかに奏でて幕を開ける。言葉やイメージと音楽が素晴らしく結びついたとき、音の色彩の密度がさらに濃く、そして輝…
【CD評・特選盤】『海』(レコード芸術 2021年3月号 評・濱田滋郎、那須田務)
濱田滋郎 推薦 ドビュッシーの世界を誰よりもよく知り、彼に関する研究を綴ることや、その作品を演奏することを不断のライフワークとしている青柳いづみこが、このアルバムでは、2人の有能な後輩ピアニストの協力を得て、たいへん珍し…
【CD評・特選盤】『物語』Histoires(レコード芸術 2021年4月号 評・濱田滋郎、那須田務)
濱田滋郎 推薦 至って、“趣味人向き”ながら、類のない魅力をおびた企画として、注目をうながさぬわけには行かないアルバム。イベールの《物語》はーこの中ではーひとまず知られているとして、フローラン・シュミットがアンデルセン童…
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