経緯、詳細は椎名亮輔氏の読み応えのあるライナーに譲るとして、1920年の結成からちょうど100年ということに因む、フランス6人組+その集結のきっかけとなったサティの「パラード」を収めたなんとも素敵なアルバム。中でも最も有名なのがプーランクの「4手のためのソナタ」とサティの「パラード」であろうが、他の曲もおしなべて魅力的。単純にみえて和声的な捻りのあるミヨー、タンゴやストラヴィンスキーの影響を感じさせるオネゲル、フォックストロットへの愛と皮肉を交えた模倣であるオーリックなど、どれも機知と閃きが溢れる。青柳いづみこ&高橋悠治の演奏もウィットに富むものだ。(藤原 聡)
*CDランダム5枚*
CD関連記事 ランダム5件
- 【CD評】「やさしい訴え ラモー作品集」ぶらあぼ 2005年11月号 評・遠山菜穂美
- 【CD評】「大田黒元雄のピアノ 100年の余韻」月刊『無線と実験』12月号 評・平林直哉
- 【CD評】「ドビュッシーの神秘」レコード芸術 2012年10月号 評・濱田滋郎
- 青柳いづみこ ドビュッシー・リサイタルII
- 6人組誕生! 青柳いづみこ 高橋悠治
Pick Up!
CDのご注文
サイン入りCDをご希望の方
ご希望の方には、青柳いづみこサイン入りのCDをお送り致します。
ご注文フォームに必要事項をご記入の上お申し込みください。
お支払い方法:銀行振込


