経緯、詳細は椎名亮輔氏の読み応えのあるライナーに譲るとして、1920年の結成からちょうど100年ということに因む、フランス6人組+その集結のきっかけとなったサティの「パラード」を収めたなんとも素敵なアルバム。中でも最も有名なのがプーランクの「4手のためのソナタ」とサティの「パラード」であろうが、他の曲もおしなべて魅力的。単純にみえて和声的な捻りのあるミヨー、タンゴやストラヴィンスキーの影響を感じさせるオネゲル、フォックストロットへの愛と皮肉を交えた模倣であるオーリックなど、どれも機知と閃きが溢れる。青柳いづみこ&高橋悠治の演奏もウィットに富むものだ。(藤原 聡)
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