書評
【書評】「ピアニストは指先で考える」サンデー毎日 2007年6月3日号 評・川口マーン恵美
美しい響きのために 完璧落ちこぼれピアニストの私ではあるが、若い頃、ある先生に素晴らしい脱力のテクニックを叩き込まれた。当時、音大を受ける生徒は、難解な練習曲を機関銃のようにバリバリ弾いたものだが、その先生はいつもレッス…
【書評】「音楽と文学の対位法」すばる 1月号 評・阿部日奈子
読書日録 『翼のはえた指 評伝安川加寿子』『ピアニストが見たピアニスト』で瞠目した青柳 いづみこの最新刊は『音楽と文学の対位法』。題名通り、音楽と文学とを合わせ鏡のように立てた論考が並んでいる。 第1章モーツァルトでは、…
【書評】「音楽と文学の対位法」音楽の友 2006年12月号 評・山口眞子
本書は著者10冊めにあたる節目の本である。扱われるテーマは長年あたためてきた、という。そこでは、「ステージからの比較”芸塾論”をもくろむ」著者らしい視点から、シューマンとホフマン、ショパンとハイネ…
【書評】「青柳瑞穂の生涯 真贋のあわいに」週刊朝日 2006年12月8日号 評・温水ゆかり
愛でたい文庫 古美術蒐集家にして仏文翻訳家の青柳瑞穂(1899~1971)その祖父をピアニストにして作家の孫娘が描く評伝。01年、日本エッセイストクラブ賞を受賞した労作にして力作、秀作である。 祖父は骨董を肴に酒を飲むと…
【書評】「音楽と文学の対位法」朝日新聞 2006年11月19日 評・巽孝之(慶応大学教授・アメリカ文学)
「楽譜に書けない」芸術の本質へ 「楽譜どおり弾け!」という罵声が強烈な人気まんが『のだめカンタービレ』は、音楽大学を舞台にしたスポ根ふう青春コメディだが、テーマそのものは新しいようで古い。 名ピアニスト青柳いづみこの最新…


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