書評
【書評】「ピアニストは指先で考える」レッスンの友 2007年8月号
ピアニストであり文筆家としても活躍する青柳いづみこのエッセイ集である。かつてムジカノーヴァ誌で連載したものに、読売新聞などに書いたコラムを加えてまとめられている。 内容は、ピアニストの身体、レガートとスタッカート、楽譜に…
【書評】「ピアニストは指先で考える」婦人公論 2007年7月22日号 評・渡邉十絲子
ショパンも自分の曲を譜面どおりに弾かなかった? 衝撃と魅力溢れる演奏論 ピアノを弾く人にとっては常識なのかもしれないが、冒頭からわたしは衝撃を受けた。ピアノを弾くには、掌に卵をもつときのように指を曲げ、指の先端部分で弾く…
【書評】「ピアニストは指先で考える」音楽の友 2007年7月号 評・山野雄大
素敵なタイトルの本は、それだけで手元におきたるなるものだ。最近の筆頭は『ピアニストは指先で考える』。・・・・なるほど、言いたいことは直感的にすべて伝わるけれど、だからこそ、胸に指先を置かれたようなごく軽い感触が好奇心を刺…
【書評】「ピアニストは指先で考える」クラシックジャーナル 2007年026号 評・中川右介(本誌編集長)
青柳いづみこの『ピアニストは指先で考える』は、ピアノを習っている人のための専門誌『ノジカノーヴァ』に連載されていたもの。タイトルに噴き出しそうになった。「指先で考える」のはピアニストだけではない。私も原稿を書き飛ばしたと…
【書評】「ドビュッシー 想念のエクトプラズム」他 UP(東京大学出版会)2007年7月号 評・池上俊一(東京大学 地域文化研究)
音と言葉の錬金術 プロはだしの楽器演奏が自慢だという文学者や学者なら山ほどいよう。あるいは文章がとても上手で、気の利いたエッセイを書く音楽家もいる。だがそれはあくまで片方がプロの仕事で、もう片方は趣味の領域になる。そして…
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