音楽で生きていく アーカイブ

【書評】「どこまでがドビュッシー?」毎日新聞 2014年11月30日

今週の本棚 音楽と文学を往還し、両者をスリリングに読み解いてきた、ピアニストであり、ドビュッシー研究家でもある青柳いづみこの最新刊。 メインテーマは「音楽のアイデンティティ」にある。ドビュッシーやショパンの楽曲は、補筆し…

【書評】「どこまでがドビュッシー?」週間ポスト 2014年11月28日号 評・鴻巣友季子(翻訳家)

クラシック音楽論を超えたスリリングな「翻訳論」 音楽と文学を往還する青柳いづみこの著作はスリリングだが、ことに本書は丸ごと「翻訳論」として読んだ。興奮した。 主幹テーマは「音楽はどこまで行ったらその音楽に聞こえなくなるの…

【書評】「どこまでがドビュッシー?」サンデー毎日 2014年11月23日号

『どこまでがドビユッシー?』は、めっぽう筆のたつピアニスト・青柳いづみこが、楽譜にしがみつかず、音楽の楽しみを教えるエッセー。ドビュッシーがポーの原作をもとに自ら台本を書き、オペラに仕立てたという意外な接点から、佐村河内…

【書評】「どこまでがドビュッシー?」中央公論 2014年12月号 評・小池昌代(詩人)

言葉にならない言葉で伝える 指揮者というのは、言葉にならないものを言葉で伝えるのがとてもうまい。カルロス・クライパーとオーケストラの練習風景をドキュメンタリーで観たことがあるが、彼はオケの面々を、卓抜な「比喩」で捻らせ、…

【書評】「どこまでがドビュッシー?」中国新聞 2014年11月16日 評・青澤隆明(音楽評論家)

作曲家の領域問い掛け 地図に沿って進むのは、地図の上を歩くこではない。紙上と風景は別で、実感はさらに違う。 クラシックの演奏家は楽譜を前提とする。作曲家が残したよるべき真実の在りかとして。では、どこからが演奏に託された自…

【書評】「ピアニストたちの祝祭」公明新聞 2014年8月4日 評・越谷政義(音楽評論家)

音楽への柔軟な姿勢が噴出 音楽にはいろいろなスタイルがあり、それぞれのパフォーマーが得意とするジャンルでそのフィールドの愛好者の前で演奏する。記録として残された音源や映像も、やはり特定の愛好者が中心になって味わうことにな…

【書評】「ピアニストたちの祝祭」読売新聞 2014年7月27日朝刊

クラシックのコンサートに行っても、演奏の「良しあし」が分からない一。そんな悩みに答えるのが、ピアニスト・文筆家の手になる本書だ。プロの弾き手がプロの聴き手に回る時、何を聴き、何を思うのか? 客観的な筆致に裏打ちされた鋭い…

【書評】「ピアニストたちの祝祭」日経新聞 2014年6月18日夕刊 評・井上章一(風俗史家)

本職のピアニストが、文芸誌に書いたステージ評。ジャズの大西順子や、斯界(しかい)では黙殺されやすい、フジ子ヘミングまで、真正面からとりあげているところが、うれしい。 (★★★★ 読みごたえたっぷり、お薦め)

【書評】「ピアニストたちの祝祭」ショパン 2014年7月号

ピアニスト、文筆家である著者が、実際のステージに出かけていって、その模様を詳細にレポートする。『すばる』など、音楽雑誌ではない文芸誌への寄稿を集めたのが本書。2002年から2013年にまで及び、「アルゲリッチ音楽祭」「ラ…

【書評】「ピアニストたちの祝祭」産経新聞 2014年6月15日朝刊 評・青澤唯夫(音楽評論家)

演奏者としての視点が魅力 音楽の聴き方はさまざまだから、そこから受け取るものも人によって、聴く時々によってちがう。他の人の見解に共感することもあれば、自分と異なる聴き方を知るのも興味深い。音楽は聴けばわかるじゃないかで済…

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