どこまでがドビュッシー? アーカイブ

【書評】「グレン・グールド 未来のピアニスト」読売新聞 2011年10月16日朝刊 評・野家啓一(科学哲学者)

変人演奏家の実像 文学批評家のサイードは『音楽のエラボレーション』の中で、グールドが望んだのは「彼の現実を人間の現実として決定し条件付けるすべてのものから逃れることだけだった」と述べている。 人外境のピアニスト、とでも言…

【書評】「グレン・グールド 未来のピアニスト」MOSTLY CLASSIC 2011年10月号 評・MOSTLY CLASSIC編集部

衝撃の演奏家グールドの謎に迫る グレン・グールドが亡くなって29年になる。グールドに関する著作が途切れることはない。それでもまだ語り尽くされていない魅力がある。本書は著者がピアニストとしての視点を生かし、「『対位法人間』…

【書評】「グレン・グールド 未来のピアニスト」レコード芸術 2011年10月号 評・片山杜秀(音楽評論家)

ピアニストと呼ばれる人は、子供のうちに先生につくなりして、何らかの弾き方を身につける。その束縛からは容易には逃げられない。刷り込まれた流儀を一生引き摺り、長所も短所も背負い続ける。その中でレパートリーも生き方も自ずと決ま…

【書評】「グレン・グールド 未来のピアニスト」週刊朝日 2011年9月30日 評・小池昌代(詩人)

演奏家は、どう創造に関わるのか 音楽好きなら人それぞれに、グールド体験というものがあるだろ。私が初めてグールドに驚いたのは、彼の弾く「トルコ行進曲」を聴いたときだ。そんな弾き方は初めて聴いた。なぜグールドより前にグールド…

【書評】「グレン・グールド 未来のピアニスト」信濃毎日新聞 2011年9月18日 評・岡崎武志(書評家)

「指で考える」天才の魅力に迫る グレン・グールド。来年没後30年を迎えるが、いまだに絶大な人気を誇るカナダのピアニストだ。著作や評伝を含め、出版された関連の本も山を成す。特異な演奏スタイル、31歳以降は演奏会を拒絶し、隠…

【書評】「グレン・グールド 未来のピアニスト」産経新聞 2011年8月7日朝刊 評・斉藤邦彦(元駐米国大使)

一人の天才を解明 グレン・グールドという名を聞けば、直ちに異端という形容が頭に浮かぶ。著しく狭いレパートリー、異様に低い演奏姿勢、極端に速かったり遅かったりするテンポなどに加えて、最盛期に突如、演奏会をやめてしまったこと…

【書評】「グレン・グールド 未来のピアニスト」日本経済新聞 2011年7月27日夕刊 評・井上章一

艶を捨てたクリエイター 私事にわたるが、私はこれまでグレン・グールドというピアニストをきらってきた。たまさか耳にしたモーツァルトのCDに嫌気がさし、その後は聴かずぎらいをとおしている。青柳いづみこがとりあげなければ、グー…

【書評】「我が偏愛のピアニスト」ムジカノーヴァ 2011年1月号 評・山本美芽

日本のピアニスト10人へのインタビュー集。ムジカノーヴァ誌上での連載に大幅加筆されている。ピアニストにして文筆家、著者の活躍は本誌読者ならよくご存じだろう。リサイタルでのプログラムの組み方や、ホールの響き、レパートリーや…

【書評】「我が偏愛のピアニスト」レコード芸術 2011年1月号 評・那須田 務

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【書評】「我が偏愛のピアニスト」ピアノランド 樹原涼子のおすすめコーナーより

大好きな青柳いづみこ先生。最近のコンサートはほとんど伺っていると思います。ピアニストであり、類い稀なる文才をお持ちの青柳先生、いつかまとて読みたいと思っていたムジカノーヴァの連載が、ついに本になったのです。 ピアニストが…

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