書評
【書評】「ピアニストが見たピアニスト」週刊ポスト 2005年9月2日号 評・井上章一(国際日本文化研究センター勤務)
ブックワンダーランド 音楽好きの読書人に一読をすすめたいプロが語るわかりやすい”楽屋トーク” マルタ・アルゲリッチは、ピアノの鍵盤をひっかくくせがあるらしい。鍵盤へ指をおとし、そのまま手前にかきよせる。はやいフレーズは、…
【書評】「ピアニストが見たピアニスト」日本経済新聞 2005年8月21日朝刊 評・池田卓夫(編集委員)
コラム「活字の海で」 (前略)ピアニストの青柳いづみこは「演奏家が演奏家を批評する」という”禁じ手”で新境地を開いた。演奏、文筆とも二十五周年に当たる今年はその名もずばり、『ピアニストが見たピアニスト』(白水社)で評価を…
【書評】「ピアニストが見たピアニスト」朝日新聞 2005年8月21日朝刊 評・最相葉月(ノンフィクションライター)
深い感受性 香り立つ人間像 「ソリストは多くの聴衆の前で裸で立つ勇気がなければやっていけない」。読みながら、昔、取材で会った著名な演奏家の言葉が通奏低音のように響いていた。 裸だから「物語」の鎧(よろい)が必要になる。ど…
【書評】「ピアニストが見たピアニスト」正論 2005年8月号
客観的記述と主観的見解のバランスが絶妙 現役のピアニストであり、巧みな筆さばきを持った作家・エッセイストとして知られる著者が、6人の名ピアニストの人生と演奏に斬り込んだ。取り上げるのはリヒテル、ミケランジェリ、アルゲリッ…
【書評】「ピアニストが見たピアニスト」レコード芸術 2005年8月号 評・片山杜秀
片山杜秀の この本を読メ! 優れた技芸者ならではの読み物 役者の芸談、彫師や織師や料理人の職人話といった本を、ついつい読む。なぜなら、そこには技芸について書いてあるから。 技芸とは、それを実際に見に付けた人でないと、うま…
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