書評
【書評】「水のまなざし」東京新聞 2010年11月7日号 評・中条省平(フランス文学者)
ブックナビ (前略)日本を代表するドビュッシー弾きでもある青柳いづみこの初長編『水のまなざし』(文藝春秋)は、陰翳豊かに、クラシックのピアニスト志望の少女が困難を乗り越え自己回復を果たす物語を紡ぎ出す。 将来を嘱望されて…
【書評】「ピアニストが見たピアニスト(文庫)」日経新聞 2010年6月2日 評・飛浩隆(作家)
私の読書日記 名手の技巧と苦しみ 少し前に、ネットオークションで中古の外国産CDプレーヤーを手に入れた。一聴してその音の良さ、いや「音楽の良さ」に驚愕した。耳慣れたCDから、聴き逃していた抑揚や音色の変化、「奏者の肉体」…
【書評】「無邪気と悪魔は紙一重(文庫)」読売新聞 2010年5月17日
講談社エッセイ賞受賞など、文筆の世界でも評価の高いピアニストが、文芸およびオペラの世界に登場する魔性の女の本性を探る。取り上げられるのは男を翻弄(ほんろう)する女たち。だがあのカルメンを「ファム・ファタル(宿命の女)」失…
【書評】「六本指のゴルトベルク」MOSTLY CLASSIC 2009年6月号
師 安川加壽子の評伝『翼のはえた指』で吉田秀和賞を受賞するなど文筆でも活躍する著者の最新刊。音楽好きと文学好き両者を満足させる読書案内だ。 表題は第1章「打鍵のエクスタシー」で取り上げるトマス・ハリス著『羊たちの沈黙』に…
【書評】「六本指のゴルトベルク」産経新聞 2009年5月17日 評・福岡伸一(分子生物学者)
音楽家の奏でる文学批評 この大型連休、東京国際フォーラムで開催された音楽祭ラ・フォル・ジュルネに通った。 今年のテーマはバッハ。私の目当てはゴルトベルク変奏曲の聴き比べ。こんな贅沢はない。チャイコフスキー・コンクール優勝…


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- 【書評】「パリの音楽サロン: ベルエポックから狂乱の時代まで」(ムジカノーヴァ2023年11月号)
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