ピアニストにとって憧れの大会は5年に一度開催される。審査基準は技術と芸術性、ショパンの解釈などだが、その檜舞台の裏には、審査員の力関係や別の大会との兼ね合いといった要素もひしめく。2015年のコンクールを観戦した著者は、有望な参加者たちの演奏を聞き、インタビューも交え魅力を充分に伝えてくれる。結果を残せなかったピアニストを含め、出場者の演奏を聞きたくなる。
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