大田黒元雄は、今から約100年前、ピアノを満足に弾きこなす者すら稀だった大正初めの日本において、留学先のイギリスで当時最先端の洋楽にすっかり魅了され、日本に最新のヨーロッパ音楽の動向を伝えた人物。このCDには、大田黒元雄が大森山王の自邸で1915年から17年にかけて12回ほど催した「ピアノの夕べ」で実際に弾いた曲目(その多くが日本初演)を中心に、彼にゆかりの深いピアノ曲が収録されている。
曲目
グリーグ:『抒情小曲集』より「春に寄す」
ドビュッシー:『子供の領分』より「小さな羊飼い」
ゴダール:『牧神』
マクダウェル:『森のスケッチ』より「野ばらに寄す」「秋」
シリル・スコット:『ポエム』より「魂の共感の庭」「鐘」
『エジプト』より「舟歌」
スクリャービン:『前奏曲作品33』『2つの小品』
フォーレ:『言葉なきロマンス第3番』(以上青柳いづみこ)
山田耕作:『若いパンとニンフ』
プロコフィエフ:『束の間の幻影』(以上高橋悠治)
ラヴェル:『マ・メール・ロア』(4手連弾)
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演奏 | 青柳いづみこ・高橋悠治 |
楽器 | 大田黒元雄旧蔵の1900年製スタインウェイ(撮影・後藤英夫) |
発売 | 2016年10月7日 |
発売元 | ALM RECORDS |
価格 | 定価2800円+税 |
商品番号 | ALCD-7200 |
CD評
- 【CD評】「大田黒元雄のピアノ 100年の余韻」朝日新聞 2016年10月17日夕刊 for your Collection《推薦盤》
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