芸能事務所にスカウトされてみました
一昨年から、青山学院大学仏文科の講師をつとめている。週に一回、3、4年生の学生サン相手に「19世紀末から20世紀初頭にかけてのフランスのサロン文化」についてレクチャーし、たまーにピアノを弾く。教室はすりばち状になった階段教室で、ちゃんとヤマハのグランド・ピアノ(C7)が置いてある。しかし、きちんとした調律・調整がほどこされていないから、ジャーンと変な音がする。あんまり弾く気が起きない。(ちなみに、来年度は2012年に生誕150年を迎えるドビュッシーをテーマに、パリの詩人たちとのかかわりについて講義する。)
Mr. AOYAGI? 違うんです!
いささか旧聞に属するが、昨年12月2日、帝国ホテルでポーランド大使館主催のショパン生誕200記念大レセプションが開かれた。
大使館関係の方々はじめ、歴代のショパン・コンクール優勝者、マルタ・アルゲリッチやダン・タイ・ソン、四位入賞の中村紘子さん、小山実稚恵さん、五位入賞の海老彰子さん、高橋多佳子さん、宮谷理香さん、2010年度の審査員のネルソン・フレイレ、2010年度の優勝者ユリア・アヴデーヴァも出席する大イベントである。
ジュリーのライヴに行ってきました
新春1月6日、いにしえの渋谷公会堂(現在はおしゃれにCCレモンとなっている)にジュリーこと沢田研二さんのライヴを聴きに行ってきた。
紹介してくださったのは、ミュージックペンクラブ事務局長のマイク越谷さん。
以前に『サライ』に『ジャパニーズロック・インタビュー集』の書評を書かせていただいたのがご縁で、渋谷のタワレコで開かれた新譜CD&新刊宣伝イベントの司会をしてくださったり、
ロック関係者の飲み会に混ぜていただいたり、楽しい異文化コミュニケーションがつづいている。
MERDEとは?
「MERDE/メルド」は、フランス語で「糞ったれ」という意味です。このアクの強い下品な言葉を、フランス人は紳士淑女でさえ使います。「メルド」はまた、ここ一番という時に幸運をもたらしてくれる、縁起かつぎの言葉です。身の引きしまるような難関に立ち向かう時、「糞ったれ!」の強烈な一言が、絶大な勇気を与えてくれるのでしょう。
ピアノと文筆の二つの世界で活動する青柳いづみこの日々は、「メルド!」と声をかけてほしい場面の連続です。読んでいただくうちに、青柳が「メルド!日記」と命名したことがお分かりいただけるかもしれません。
新MERDE日記 記事一覧
- ジュリーのライヴに行ってきました(2011.1.13)
- Mr. AOYAGI? 違うんです!(2011.1.16)
- 芸能事務所にスカウトされてみました(2011.1.29)
- 原智恵子さんのベヒシュタイン(2011.2.23)
- 窮鼠人間を咬む?(2011.5.12)
- ジェローム・ロビンスのバレエとアンリ・バルダ その1(2011.6.5)
- 「安川加壽子記念会 30年の時を経て蘇る秘蔵映像」を終えて(2011.6.30)
- ジェローム・ロビンスのバレエとアンリ・バルダ その2(2011.7.31)
- ドビュッシー生誕150年の年(2012.9.2)
- オンディーヌの呪い ふたたび(2012.9.2)
- 2013年に寄せて(2013.2.1)
- ニュー・アルバム『ミンストレル』・・・いろいろ違ってます。(2013.8.17)
- ガラガラから満員まで(2013.11.20)
- 2014年前半の予定(2014.1.18)
- イヴォンヌ・ルフェビュールと審美眼(2014.3.21)
- フランス音楽マラソンコンサート(2014.3.22)
- 感動ということ。(2014.3.24)
- 専門家が聴くということ。(2014.4.14)