翼のはえた指 評伝安川加壽子(新書)

翼のはえた指
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1999年に刊行され、現在までに8刷を重ねた人気評伝が、同じ出版社の新書版Uブックスとして刊行。音楽評論家の吉田秀和さんが「平成の才女」という解説を寄せ、文筆家としての青柳を総括してくださっています。恩師である天才ピアニスト安川加壽子の生涯を明らかにした伝記です。

大戦前夜のフランスから帰国した少女は、衝撃的なデビューをとげ、戦後日本のピアノ界をリードし続けましたが、その運命は時代の渦中で思わぬ軌跡を辿ってゆくことになります。筆者の記憶の中に鮮明に生きつづける師の姿が、細やかな心理分析を交えながら描かれています。

発 行 2008年2月5日
著 者 青柳いづみこ
発行所 白水社(白水Uブックス1093)
体 裁 378ページ 新書版
定 価 本体1400円+税

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書評(単行本書評)

【書評】「翼のはえた指 他」UP(東京大学出版会)2007年7月号 評・池上俊一(東京大学 地域文化研究)

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