【書評】「双子座ピアニストは二重人格?」週刊朝日 2005年1月28日号 ピアニストと文筆家の二つの貌をもつ著者の、二十年に及ぶ執筆活動から選りすぐりのエッセイをまとめた一冊。 「演奏することと書くこと」の相剋を抱えながら、世紀末芸術の専門家、或いは、ドビュッシー弾きとして、犀利な音楽論を展開する。また「音楽の背景」となった文学作品への深い見識も達意の文章で綴られている。 書籍詳細▶