19歳のシューベルトがヴァイオリンとピアノのために書いたソナチネは、若々しさや、瑞々しさ、愛らしさをたたえた作品で、その清新さをそのままに演奏されることが多い。けれどもジョヴァニネッティと青柳は天真爛漫なばかりにすることなく、穏やかなテンポ運びをベースに、旋律や和声の動きにわずかな陰翳を施して、内向する精神を秘めた思慮深い音楽として弾き進めていく。その味わいの豊かさがうれしい。(相場ひろ)
*CDランダム5枚*


CD関連記事 ランダム5件
- Caprice-気まぐれ-
- 【CD評】「6人組誕生!」(音楽現代 2020年5月号)
- 【関連記事】「浮遊するワルツ」ショパン 2003年11月号 文・今枝千秋
- 【CD評】「ドビュッシーの夢」(レコード芸術 2018年6月号)《特選盤》濵田滋郎
- 【関連記事】「浮遊するワルツ」ムジカノーヴァ 2003年11月号 インタビュー 文・真嶋雄大
Pick Up!
CDのご注文
サイン入りCDをご希望の方
ご希望の方には、青柳いづみこサイン入りのCDをお送り致します。
ご注文フォームに必要事項をご記入の上お申し込みください。
お支払い方法:郵便振替