【CD評】「ドビュッシーとパリの詩人たち」(CDジャーナル 2019年5・6月号 評:堀江昭朗)

奇才・高橋悠治の編曲と連弾もだが、彼の訳による詩の朗読を青柳自ら行っているのも聴きもの。訥々とした語りに風情が漂う。その詩を書いたルイスによる歌曲、マラルメによる歌曲など、象徴派の詩人を”登場”させることで「ドビュッシーは印象派ではない」という青柳の主張もアピール。美しいアルバムだ。

ドビュッシーとパリの詩人たち
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