1920年前後のパリの音楽界は活況を呈していた。その代表格が、作風も生き方も異なる作曲家6人が集まった”フランス6人組”。その謎を紐解く秀逸なアルバムだ。ピアノというモノクロームな共通素材を通してリアルにその実体が映し出されていく。タイユフェールやオーリック、オネゲルの珍品も面白いが、サティの「パラード」は復元された遺作を含む完全版、そして6人全員による「6人組のアルバム」…。演奏の精緻さが際立ている。(齋藤弘美)
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