フランス近代の大作曲家ドビュッシーの音楽人生は、数奇な運命に弄ばれた。最初のピアノの先生は象徴派の大詩人ヴェルレーヌの義母で、レッスンに通った先は、文学史上名高いランボー=ヴェルレーヌ事件の舞台だった。ドビュッシーは印象派の絵画と結びつけて語られることが多いが、若き日に「黒猫」「火曜会」などの文芸サロンに通った彼の作曲活動は、最先端の文学運動と切り離して語ることはできない。ここでは、「月の光」「亜麻色の髪の乙女」はじめパリの詩人たちとの交流から生まれた作品を演奏しながら、音楽と文学の融合を目指した彼の足跡を追います。
日時:2019年1月20日(日)13:00-14:30
詳細・お申し込み:朝日カルチャーセンター新宿
https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/8b60cef0-8441-f9b7-94e4-5bca8b5fa418