長年にわたるドビュッシー研究は、毎年開催してきたリサイタルのコンセプトを濃密にしたばかりでなく、作曲家としてのショパンとリスト、ドビュッシーとラヴェルのあり方の違いに目を開かせました。
また、恩師安川加壽子の評伝の執筆によって、リストからラヴェル、ショパンからドビュッシーにいたるピアニズムの系譜をはっきりと認識することもできました。CD『水の音楽』では、“水と水の精の表現”というテーマを通して、千変万化の『水の音楽』を細やかなピアニズムで弾きわけています。
曲目
リスト:エステ荘の噴水、ローレライ、波を渡るパオラの聖フランチェスコ
ラヴェル:水の戯れ、オンディーヌ
ドビュッシー:水の反映、オンディーヌ
ショパン:バラードNo.2、No.3
ラフマニノフ:パルカロール
フォーレ:シチリアーナ
演奏 | 青柳いづみこ(ピアノ) |
録音 | 2001年6月19日~21日 |
発売日 | 2001年10月3日 |
発売元 | キングレコード |
価格 | 3000円(税込) |
CD番号 | KICC-363 |