【書評】「双子座ピアニストは二重人格?」クレア NEW BOOK 2005年2月号 評伝『翼のはえた指』で吉田秀和賞を受賞した気鋭のピアニストによる、音と言葉をめぐるエッセイ集。 本書が8冊目となる著者は、文筆家と演奏家という「二つの私」を行き来する中から、研ぎ澄まされた言葉を紡ぐ。ドビュッシー論や、アルゲリッチやポリーニなど、神秘的なピアニストの演奏論を軽妙に楽しませる。 書籍詳細▶